(…前編「“普通の男子”にかわいい子が次々と! 男子の夢想を丸ごと描く」より続く)
【元ネタ比較】『ニセコイ』中編
ドタバタありのラブコメ実写化
組長のひとり息子の楽とギャングのボスのひとり娘の千棘が組織の抗争を回避するために恋人のフリをさせられる、人気ラブコメ漫画「ニセコイ」が実写映画化された。
10年前の子どもの頃に「大きくなったら結婚しよう」と女の子とした約束が忘れられないピュアな心を持つ楽。ケンカっ早くてガサツな千棘と楽は相性悪くて衝突してばかりだが、イキイキとやりあってる様は立派なケンカップル。笑えて微笑ましい。恋愛に奥手でやはりピュアなクラスメイトの小咲とはお互いに好意を抱いているが、なかなか想いは伝わらないところがもどかしくも可笑しい。
アメリカ人と日本人のハーフという千棘は中条あやみが扮し、金髪に染めて青いカラコンをつけた中条は、原作者からも「非の打ち所がない」とお墨付きをもらっている。賛否両論あるようだが、もともとハーフらしい顔立ちの中条だと違和感がなく、『鋼の錬金術師』のウィンリィを中途半端な茶髪で演じた本田翼よりはよっぽどしっくりハマってる。主演2人は及第点といったところだが、肝心の内容はというと……(後編に続く…)。
・後編「原作に忠実なのがいいとは限らない…!? ラブコメ実写化の難しさを痛感」
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