直木賞作家・森絵都のベストセラー小説をアニメ映画化した『カラフル』。7月14日、この作品の完成披露試写会が東京都市大学・等々力中学校の体育館で開かれ、豪華な声優陣たちが舞台挨拶を行った。
この日登壇したのは、冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける、入江甚義、中尾明慶、麻生久美子、原恵一監督の計8名。人気俳優たちの登場に、試写を鑑賞した300人の中学生は大歓声をあげ、体育館は興奮のるつぼに。宮崎や南がマイクを握ると「かわいい!!」という金切り声があちこちであがっていた。
死んだ<ぼく>の魂が、自殺した中学生・真の身体に入り込み、人生に再チャレンジするという物語。内向的だった真の変化にいち早く気づくクラスメートの声を担当した宮崎は、原作の大ファンだったそうで、「私がお母さんになったら、子どもに読んで欲しいと思っていた」とコメント。それ故、今回のキャスティングはとても嬉しかったそうだが「やりきれるかな、というプレッシャーも感じました」と、当初の不安を語ってくれた。
同じく、今回、不安を感じていたというのは南。その理由について、「しゃべり方に抑揚がないので、声だけで表現するお仕事はとても難しい」と苦笑い。本作で南が演じたのは、主人公の憧れの女の子。モテる役というのは南自身と共通するのでは?という司会の言葉を、南は「ホント、全くモテなかったですね(笑)」と強く否定し、幼稚園の年長さん以来、モテ期が来ないと嘆いていた。
また、今回が声優初挑戦だったというまいけるは、「絵に合わせて声を出すというのはとても難しいことなんだなと、良い勉強になりました」と話し、収録中、カチンコチンに緊張していた彼の気持ちを、監督やスタッフが優しく和ませてくれたと感謝していた。
一方、自らの中学時代について語ったのは麻生。「中学生だったときは、あんまり毎日が面白くなかったし、辛いことや苦しいことがいっぱいあるのにどこにも逃げ出せない……と、そんなことを考えていた」と陰鬱とした青春時代を振り返り、「その頃にこの映画に出会えていたら、生きることの素晴らしさを感じられたのかな、と思いました」。さらに、「みなさんにとって、この作品が、背中を押したり勇気を与えられるような存在になれば嬉しい」とも話していた。
原監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ! 戦国大合戦』など数々の話題作を手がけてきた注目の存在。映画を見終わった中学生たちに、「人と違うことに悩んだりしている人も多いと思うけれど、社会に出たら人と違うことが求められる。だから、人と違う自分をどんどん見つけていってほしい。そして、自分だけがもっている“自分だけの色”を、どうか大切にしていってください」と熱い思いを語りかけていた。
『カラフル』は8月21日より全国公開される。
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