『ウォンテッド』のジェームズ・マカヴォイが来日! 吹き替え担当DAIGOのロック・ポーズも世界進出!?

予想を超える世界的大ヒットを記録した新感覚アクション大作『ウォンテッド』(9月20日より全国公開)に主演したイギリス人俳優ジェームズ・マカヴォイが来日。都内のホテルで記者会見を行った。

怒りを溜めた青年が、1000年に渡って秘密裏に続いてきた暗殺集団の一員となり殺しの才能を覚醒させていくというストーリーで、アンジェリーナ・ジョリーとモーガン・フリーマンの共演も話題となっている。劇中では鬱屈した表情が印象的だったが、素顔のマカヴォイはフレンドリーで気さくな好青年。「コンニチハ」と日本語で挨拶した後、「東京の街はとにかく大きくて圧倒された」と来日の感想を述べた。日本のラーメンが大好きだそうで、「昨夜も食べた」とのこと。

権威ある王立スコットランド音楽ドラマ学院で学び、演技派として引く手あまたのマカヴォイ。『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(05)の半人半獣のタムナスさん役で注目を集め、キーラ・ナイトレイ共演の文芸作品『つぐない』(07)の切ない演技も印象的だったが、文学的な作品とアクション作品の違いについて聞かれると──「映画に出るのはエネルギーが必要だが、文学作品のほうがやりやすい。特に今回のような作品は肉体的にも大変! 文学的な作品の撮影中は、朝起きて頭が痛いということはあるけれど、今回は頭が痛い上に身体も痛いという感じで、翌朝まであちこち痛みが残っていたりしていたから」と、ハードな撮影の苦労について教えてくれた。

撮影のエピソードについては、「僕はそういうエピソードを最も覚えていない俳優なので、聞かれると頭が真っ白になってしまうんだ。CIAで記憶を消されてるのでは……と思うくらいにね(笑)。モーガン・フリーマンは神の声を感じさせる俳優で、それを見聞きするのはとても勉強になった。アンジェリーナ・ジョリーは、エンターテインメントということをとてもよくわきまえていて、余裕のある演技をしていた。2人ともとても楽しい人で、現場は笑いが絶えなかった」と教えてくれた。

会見の後半、日本語吹き替え版で、マカヴォイ演じるウェスリーの声を担当したDAIGOが登場。「最初はもっと気楽に楽しく(吹き替えが)できると思っていたけれど、こんなにセリフが多いとは!」と吹き替えの苦労を語った。「自分の映画がアテレコされたのを初めて見た」というマカヴォイが、DAIGOの仕事ぶりに感謝と賞賛を述べると、すかさず「Good Jobと思っていいっすか?」とDAIGO。「長いカーチェイスシーンでは、イイ感じで全力でぶちかまし、シャウトしていました。出来は103点くらいじゃないですか」と自画自賛していた。

その後、マカヴォイに、自身も愛用のロック手袋をプレゼント。「キツい」と苦笑いするマカヴォイの手を取って自らはめてあげ、2人でロック・ポーズ!「アフレコの時も3日目からこれをつけたんですけど、その時点からアフレコが覚醒しちゃって」と話すDAIGO。マカヴォイがロック・ポーズをキメてくれたことについて、「まさかこのロック・ポーズが世界進出するとは思わなかったので、メッチャ、ホントに嬉しウィッシュ」と感激していた。

(写真:ロック・ポーズでキメるDAIGO/左と、ロック手袋を着用前のジェームズ・マカヴォイ/右)

『ウォンテッド』記者会見を動画でチェック!

『ウォンテッド』(9月20日より日劇1ほかにて全国公開/9月13、14、15日先行上映)