男はみんなマザコン!? 松田龍平が“甘えたい気持ち”に共感!

ハリウッドからリメイクのオファーが相次いだという『悪夢探偵』(07)。その続編『悪夢探偵2』(12月20日より全国公開)の公開に先立ち、3日、塚本晋也監督や主演の松田龍平らが記者会見を行った。

タランティーノからも絶賛されている鬼才・塚本晋也監督。松田は、役作りについて監督と話し合ったのかと質問されると、監督と顔を見合わせた後、「ディスカッションはあんまりしませんでした」と困惑の笑みを浮かべた。そして、「続編なのですが、新たな気持ちで取り組みました。よけいなものがそぎ落とされて、役にはスンナリ入り込めました」と話していた。

前作に続いて松田が演じたのは、他人の夢に入り込んでいく“悪夢探偵”京一。役との共通点について聞かれると、「あまり自分に置き換えて考えたりしないのですが、前作と比べると京一の内面が描かれているので、ああ分かるな、と思うところはありました」と回答。どこら辺が“分かる”のかという問いには、「男って、お母さんに甘えたいものなんだな、と」と照れ笑いともとれる表情を浮かべた。主人公と亡き母の関係を掘り下げた本作を通じ、母への思いを再認識したのだろうか。

会見では、西洋占星術家・鏡リュウジが占った、監督・キャストの来年の運勢も発表された。頼んでもいない占い結果を聞かされ、「イヤです。自分の人生は自分で決めます」と初めは困惑した表情を見せていた塚本監督だが、「来年は今年始めた物事の成果が出てくるとき」という結果が読み上げられると態度が一変。「信じますよ、当然! タロットって当たるらしいんですよ。この間、子どもと奥さんがやってて、当たるわ〜って言ってました」と笑顔を浮かべた。

一方、松田は、「内面のダークな面と向き合うことが必要になるかも」という運勢。司会者がそれにこじつけ、映画のダークな役柄との関連性について質問しようとしたが、松田は「無理にくっつけなくてもいいですよ」とポツリ。「その才能に磨きがかかるでしょう」という素晴らしい占い結果にも、クールな表情を崩すことはなかった。

(写真上:主演の松田龍平[左]とヒロインを演じた三浦由衣[右]/下:左から塚本晋也監督、松田龍平、三浦由衣、主人公の母を演じた市川実和子)

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