これまで1度も来日経験がないことでも知られるジュリア・ロバーツが、主演最新作『食べて、祈って、恋をして』のプロモーションで待望の初来日を果たすことが明らかになった。到着は8月17日で、翌18日と19日の2日間、都内で来日記者会見やプレミアイベントを開催予定だ。
ジュリア・ロバーツといえば、『プリティ・ウーマン』(90)の大ヒットで一躍トップスターに登りつめた人気女優。その後、やや人気が低迷した時期もあったが、ラブコメディ『ベスト・フレンズ・ウェディング』(97)あたりから人気が回復。さらに、『エリン・ブロコビッチ』(00)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、演技力でも高評価を得る。
日本でも人気者だが、一方で、これまで1度も来日が実現しなかったことから、「日本嫌い」との噂もあった。実際、映画マスコミの間では、ほんの数年前まで、ロバーツとクリント・イーストウッドは共に「日本嫌い」と目されていた。だが、そのイーストウッドが2005年4月に、『ローハイド』で1962年に来日して以来43年ぶりに日本の地を踏み、以降、『硫黄島2部作』の撮影やプロモーションのために、何度も来日。その結果、「日本嫌い」のイメージを払拭した。同じようにロバーツも、今回の来日が実現すれば「日本嫌い」というイメージも大きく変わるはず。
なお、『食べて、祈って、恋をして』は、女性作家エリザベス・ギルバートが自らの経験を綴った自伝的小説の映画化作品で、ロバーツ扮するジャーナリストのエリザベスが恋愛依存症の自分に嫌気がさし、“旅の間は恋をしない、一人身を貫くこと”というルールを決め、イタリア、インド、インドネシアの3カ国を巡る1年の旅に出るという物語。早くもアカデミー賞候補と噂されるほど評価が高く、ロバーツの新たな代表作になるのではと噂されている。ジュリア自身、作品に対する手応えを感じているようで、その自信も初来日を後押したようだ。
『食べて、祈って、恋をして』は9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開される。
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