サンドラ・ブロックが若田光一宇宙飛行士にエール「無事を祈ってる」
スペースシャトルが大破し宇宙に放り出されてしまった2人の男女の生還劇を描いた『ゼロ・グラビティ』。早くもアカデミー賞最有力候補と言われている本作のニューヨークプレミアが10月1日(現地時間)に行われ、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが登場した。
本作はブロックとクルーニーの2人だけが出演する異色作でもあり、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』などのアルフォンソ・キュアロンが監督。4年半の歳月をかけて、本作のためだけに開発された革新的な技術も加わり、無重力状態を完璧に再現することに成功、臨場感あふれる宇宙空間でのアクションが実現した。その神々しいまでに美しい映像を見たカナダの元宇宙飛行士が、「あり得ないほど素晴らしい。一体どうやって撮影したのか」とコメントしたほどリアリティに満ちた作品となっている。
プレミアに出席したブロックは、2度目のオスカー獲得の声が高まっていることについて聞かれ「この映画は、言語をこえて世界中の人々が共感できる映画だと信じています。監督はまるで1冊の本のように、人々が自分自身の経験や体験をなぞらえることができる作品に仕上げてくれています」とコメントし、作品への自信をのぞかせた。
また、日本人初のISSコマンダー(司令官)として11月上旬に宇宙へと飛び立つ宇宙飛行士・若田光一について聞かれると、「素晴らしいわよね。無事を祈ってるわ」とエールを送った。
一方、クルーニーは東京五輪決定について「東京五輪決定は素晴らしいことだ。もちろん東京(日本)を勇気づけると思うよ」とコメントした。
『ゼロ・グラビティ』は2013年12月13日より全国公開される。
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