「忠臣蔵」をモチーフにしたハリウッド大作『47RONIN』。この映画の来日記者会見が11月18日にザ・リッツ・カールトン東京で行われ、海外からの取材も含め総勢300名を超えるマスコミが会場を埋め尽くすなか、キアヌ・リーヴス、真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督が登壇した。
本作で大石主税役を演じた赤西は、これがハリウッドデビュー作。その感想を聞かれると「セットも本当にお城を造ってしまうくらい大きくて、それを見たときにビックリしました。最初の(ハリウッド)映画だったので緊張したんですけど、監督もキアヌも、すごくやりやすい環境を作ってくれました」とコメント。
浅野家の姫君・ミカ役を演じた柴咲も、赤西同様これがハリウッドデビュー作。「初めてのハリウッド映画だったので、撮影当初はとても緊張しましたが、監督が導いてくれたので物語にスッと溶け込むことができました。衣装もセットもすごく豪華で、衣装はフィッティングのときから色や形にこだわって、みんなで作り上げていったので、そういう行程も初めてで楽しむことができました」と振り返った。
吉良家の謎の妖女ミヅキ役に扮した菊地は、妖女役を演じたことについて「実際に(妖女を)見たことがある方はいらっしゃらないと思うので、そういう意味ではコンタクトにしてみるなど、役作りも楽しませていただきました」と話すと、吉良上野介役の浅野は「何よりビックリしたのは、これが浅野家の話であること。僕は浅野ですから、この話はおばあちゃんからさんざん聞かされている。だから僕は絶対この映画で何か役をやりたいんだと言ってたら、吉良役だったんですよね(笑)」と明かすと、この話にはキアヌもニッコリ。
また、カイという異端の浪人を演じたキアヌと、大石内蔵助を演じた真田には「互いに尊敬できるところはどこか?」という質問が。これにキアヌが悩んでいると、真田が「じゃあ先手必勝ということで」と先に回答。「キアヌは世界的なビッグスターでありながら、いい意味で普通な人。シャイで謙虚で心があって。カイという役にぴったりだなと思ったのは、自分に厳しく人に優しいところ。それは終始変わらない彼の姿勢で、まさに武道の精神に通じるところ。また、慣れない僕ら日本人キャストのケアもしっかりしてくれ、朗らかな笑顔で包んでくれた。そこは尊敬するところです」と語った。
これに対してキアヌは「このプロジェクトに入る前、真田さんと初めてお会いしたのですが、そこで彼が“シンプル&ディープ”というビジョンを口にしました。その言葉に導かれて、私は毎日の仕事をすることができた。彼は素晴らしい俳優で、人間的であり、強さも持っている。そして、献身的に物事に当たっていくという驚くべき大石像を作り上げました。真田さんは自分のことのみならず、周りの人すべてのことを考えて気遣いをしてくださった。彼のような方にガイドをしていただき、本当にラッキーでした。おかげで素晴らしい作品に仕上がりました。今、あらためてお礼を申し上げたいと思います」と真田に感謝の言葉を述べていた。
『47RONIN』は12月6日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開となる。
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