シャイア・ラブーフ、自身の子役時代のトラウマを映画に

#シャイア・ラブーフ#アルマ・ハレル#ノア・ジュプ#ハニーボーイ#ルーカス・ヘッジズ

(C) 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
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シャイア・ラブーフが自身の子役時代を題材にした映画『HONEY BOY(原題)』が年内に全国公開されることが決定。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』の日本公開も控えるラブーフが、自らの体験を脚本に書き上げ、出演もしている意欲作だ。

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主人公・オーティスはテレビ業界で人気子役として活躍し、無職で“ステージパパ”の父・ジェームズと2人暮らし。激しくも特別な絆で結ばれた父との誤解、争い、トラウマを乗り越え、もがき成長していく1人の少年の感動の物語。実際に子役としてブレイクし、幼少期から青年期までの父親との壮絶な日々を綴った本作で、ラブーフは自ら、実の父親をモデルとしたジェームズを演じている。

ラブーフと共に本作を作り上げたのは、イスラエル人女性映画作家のアルマ・ハレル。Indiewireの記事によれば、ハレルの監督したドキュメンタリー『Bombey Beach(原題)』を見たラブーフが彼女に連絡。食事を共にした席で、2人ともアルコール中毒の父親を持つという共通点を発見した。ハレルなくして本作は実現しなかったとラブーフは認めている。

『トランスフォーマー』シリーズなどのヒット作に恵まれながら、たびたび問題行動を起こしたラブーフは、2017年にリハビリ施設に入所。そこでPTSD(心的外傷後ストレス障害)だと診断され、その原因である子役時代のトラウマについて書いてみるようセラピストに薦められたことが、本作の脚本につながった。

ラブーフの分身であるオーティスを演じるのは、『ワンダー 君は太陽』『クワイエット・プレイス』『フォードvsフェラーリ』のノア・ジュプ。感情的な父親からの愛情と嫉妬と憤りを受ける幼少期を演じる。成長した青年期のオーティスには、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『レディ・バード』『スリー・ビルボード』など話題作への出演が絶えないルーカス・ヘッジズが扮する。

サンダンス映画祭ほか、世界の映画賞で高い評価を得た本作の続報に期待したい。