俳優の伊勢谷友介が、感動の実話を基にした日韓合作映画『ザ・テノール 真実の物語』で音楽プロデューサー役を演じることが明らかになった。伊勢谷はこれまでフランソワ・ロトゲール監督の『パッセンジャー』(06年)、フェルナンド・メイレレス監督『ブラインドネス』(08年)の2つの海外作品に出演したことがあるが、アジア映画への出演は今回が初めてとなる。
『ザ・テノール〜』は、アジア史上、最高のテノールと称されヨーロッパで活躍していたものの、甲状腺ガンによって声を失ってしまったオペラ歌手ベー・チェチョルの不屈の挑戦を描いた作品。チェチョルを演じるのは、『オールドボーイ』(03年)の犯人役で鮮烈な印象を残した韓国の若手演技派ユ・ジテ。伊勢谷は、チェチョルの才能を信じ、献身的にサポートする実在の音楽プロデューサー・沢田幸司を演じる。
今回の出演について伊勢谷は「意味のある映画テーマであり、才能のある監督にお声がけいただくことは俳優としてこの上ない光栄です」とコメント。作品自体については「この映画のストーリーに触れ、そして沢田という役に触れ、自分のなかに溢れたのは今を生きる人間の使命感でした」と語り、「人の想いや愛情は、国境を越えます。私達一人ひとりが心で繋がれるとき、新しい未来が創られるはず! そういう希望を伝えることが出来たら嬉しい」とアピールした。
一方、『CASSHERN』(04年)を見て以来、伊勢谷のファンだったというサンマン監督は、「彼は演技をするとき、眼差しだけで自分を理解してほしいような、または相手を理解しようと努めているようなことを感じさせる瞬間を時々見せてくれます。それからその魅力的なボイスで伝達されるメッセージは心に大きく響きます」と伊勢谷を絶賛。劇中では流ちょうな英語のセリフもあるが、「私たちの映画に必要だった英語力まで持っていたので完璧だと思いました」と語った。
『ザ・テノール 真実の物語』は10月11日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
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