東山紀之が藤沢作品に再度挑戦。『小川の辺』で過酷な運命に苦悩する武士役に!
藤沢周平の「小川の辺」を、東山紀之主演、篠原哲雄監督で映画化すると、映画会社・東映が発表した。
原作は単行本「海坂藩大全」、文庫本「闇の穴」に収められた短編小説で、主君の命を受け、妹の夫を討つことを余儀なくされた武士の葛藤と、その妹に思いを寄せる若侍の苦悩を描き出す。
東山は、腹筋1日1,000回、1ヵ月間のランニング距離100kmを日々欠かしたことがなく、この作品のために特別な鍛錬は必要ないほどに鍛えられた肉体を持っていると製作陣も絶賛。クライマックスの一騎打ちの撮影にも期待がかかる。
今回の出演について東山は「魂を揺さぶられる作品にめぐりあえました。岐路に立たされた人はどんな選択を迫られるのか。 絆、葛藤、そして本当の優しさとは何か。藤沢文学はいつも考えさせてくれます。そんな主人公を 精一杯演じさせていただきます」とコメント。
『山桜』でも東山と組んだ篠原監督は「『山桜』ご一緒した東山さんは、淡々とした表情のなかに、物事に動じない凄みのようなものを感じさせてくれました。今回も、武士の抑制された心持ちを旅の道中で描きながら、徐々にその目的に向かって心のあり方が変わっていく様を描くことになると思います。躍動感のある時代劇活劇、人間劇を、ともにつくりあげていきたい」と語った。
映画『小川の辺 おがわのほとり』は、2011年初夏に公開される予定。
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