第27回東京国際映画祭が10月23日に開幕し、六本木ヒルズアリーナでレッドカーペットイベントが行われた。
あいにくの空模様で、途中、小雨が降る中行われた今年のレッドカーペット。オープニングを飾ったのはスペシャルアンバサダーをつとめるジャニーズの嵐で、サプライズゲストとして大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人が登場すると、会場からは大きな歓声が。
嵐はそのままレッドカーペットを1周しステージに上がると、最後はリーダーの大野が「TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL in〜」と英語で呼びかけ、「NOW OPEN!」と5人で開幕宣言! 続いてTIFFのフェスティバル・ミューズを今年からつとめる中谷美紀が黒のドレス姿で登場した。
ドレス姿が多い中、目を引いたのが、安達祐実が遊女を演じ、初ヌードを披露したことも話題の『花宵道中』。小篠恵奈、三津谷葉子、多岐川華子、立花彩野といった登壇女優全員が劇中の着物姿で現れ、花魁姿の安達は、高下駄をはいた独特の歩き方も演じて見せた。
『紙の月』では主演の宮沢りえが、レッドカーペットを歩いた感想を聞かれ、「撮影はとても過酷で、モノを作る喜びと辛さを感じながら出来上がった作品を、こうして華やかな場所に持ってこられたという興奮がすごくあります」と回答。
同じ質問に吉田監督は「想像以上にみなさんの熱気みたいなものを感じることができて、貴重な経験でした」と答え、池松壮亮じゃ「なかなか不慣れなもので、そわそわしておりました」と話していた。
一方、『寄生獣』の山崎貴監督は「よく見慣れた場所なんですけど、こういう風にライトがたくさんついて、華やかな状況になると、本当に映画祭が始まったんだなって気持ちになります。そういう映画の祭典で(『寄生獣』を)クロージング作品に選んでいただいてすごく光栄です」と語り、橋本愛は「こういう祭典にたくさんの方々に集まっていただいて、ものすごく大きな力を感じているので、このままみなさんと一緒に盛り上がって行ければとても嬉しいなっていう気持ちです」と答えていた。
また、この日は昨年に続き安倍首相も登場。『寄生獣』と『ベイマックス』のチームと一緒にステージに立つと「20年前の大ヒットマンガ『寄生獣』が実写化されました。実写化は不可能じゃないかと言われていたわけですが、まさに日本の技術のよってなしえたわけであります。名優のみなさんと日本の最先端技術とのコラボが大変楽しみです」と『寄生獣』についてコメント。
『ベイマックス』については「『アナと雪の女王』を生み出したジョン・ラセターさんにお越しいただきました。歓迎したいと思います。新作『ベイマックス』は敵に立ち向かっていくという映画だそうですが、主役の声優をつとめる孝太郎さんのお父さんは、そういうタイプでありました」と話し小泉孝太郎を恐縮させると、最後は小泉と一緒に『ベイマックス』の声優をつとめる菅野美穂やラセターなど、登壇者1人ひとりと握手を交わしていた。
第27回東京国際映画祭は10月31日まで開催中。
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