3部作で完結したと思われていた『トイ・ストーリー』シリーズに、新作『トイ・ストーリー4(原題)』の製作が決定したというビッグニュースが飛び込んで来た。
・[動画]『トイ・ストーリー3』来日会見。続編の可能性に関する質問にリー・アンクリッチ監督が答える
新作で監督をつとめるのは、『トイ・ストーリー』(95年)、『トイ・ストーリー2』(99年)でも監督をつとめたジョン・ラセター。現在はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ及びピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして両スタジオの全映画を監修する立場にあるラセターが、『カーズ2』(11年)以来となる監督復帰をはたす。
また、アンドリュー・スタントン、ピート・ドクター、リー・アンクリッチといった『トイ・ストーリー』全作品に深く関わっているストーリーテラーたちによって作りだされる『トイ・ストーリー4(原題)』では、ウッディやバズ・ライトイヤーといった超人気キャラクターたちの人生の新たなチャプターが描かれることになるという。
それにしても、なぜ完結したはずの同シリーズで4作目の製作が決定したのか? 『トイ・ストーリー3』を監督したリー・アンクリッチは、2010年5月の来日時に続編の可能性について聞かれ、「3部作をきれいに終わらせるのに精一杯で続編については考えていなかった」と言いつつも、「続編について聞かれるということは、気に入ってくれたのかな」と話していたが、ラセターは今回の決定について「『トイ・ストーリー3』のウッディとバズの物語はアンディとともに完璧なエンディングに仕上がったため、当初『トイ・ストーリー』作品の続編を製作する意思はまったくありませんでした」と、最初は新作を作るつもりがなかったことを明かす。
それが変わったのが、「アンドリュー、ピート、リーが新しいアイデアを持ち込んだこと」から。新作を考えずにはいられなくなったとその理由を話すラセターは「私たちはこのキャラクターたちが大好きであり、彼らはまるで家族のような存在です。ですから期待に応じられる、または過去の作品を上回る場合以外には、キャラクターを使いません。本当にワクワクしましたし、この映画を製作し、私自身が監督をつとめたいと思ったのです」と、新作『トイ・ストーリー4(原題)』への思いを述べている。
『トイ・ストーリー4(原題)』は2017年にリリース予定となっている。
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