ヴェネチア映画祭、クロージング作品『テンペスト』上映で大盛況のなか閉幕

『テンペスト』キャスト&スタッフ。左からジャイモン・フンスー、ジュリー・テイモア監督、ヘレン・ミレン
(C) Kazuko_Wakayama
『テンペスト』キャスト&スタッフ。左からジャイモン・フンスー、ジュリー・テイモア監督、ヘレン・ミレン
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『テンペスト』キャスト&スタッフ。左からジャイモン・フンスー、ジュリー・テイモア監督、ヘレン・ミレン
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映画『テンペスト』より
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第67回ヴェネチア国際映画祭のクロージング作品である『テンペスト(原題)』が9月11日に上映され、大盛況を博した。

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『テンペスト』は、シェイクスピア最後の作品と言われる同名戯曲を『フリーダ』のジュリー・テイモア監督が映画化。オスカー女優ヘレン・ミレンが主演している。

公式会見でテイモア監督は「オフ・ブロードウェイで演出して以来『テンペスト』に惚れ込んでしまった。シェイクスピアの戯曲はどれもとても豊かで、時代に限らず、監督・演者それぞれ個人的に解釈することができる。またシェイクスピアのなかで、最も視覚的なところも魅力的です」と原作について語った。また、魔法の力を持つプロスペローを女性であるミレンが演じているのが斬新だが、テイモア監督は「プロスペローを女性として描いたものは今まで作られていなかったように思ったし、新しい『テンペスト』が出現する余地があると思った」と胸を張った。

一方ミレンは、「シェイクスピアがきっかけで女優を目指すようになったくらい大好き」とシェイクスピアへの思いを口に。さらに「今回は台詞がすべて頭に入った完璧な状態で臨まなければと思っていたので、2ヵ月間、台本を片手に丸々(台詞を)頭に入れました。そんなの人生初めてで、自分にそんなことができるとは夢にも思わなかったわ」と、プロスペロー役への思い入れを語っていた。

『テンペスト』は2011年初夏よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開される。

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『テンペスト』作品紹介

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