『エクスペンダブルズ』ドルフ・ラングレン単独インタビュー!

ドルフ・ラングレン
ドルフ・ラングレン
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ドルフ・ラングレン

『ロッキー』と『ランボー』シリーズでアクションスターとしての地位を確立。一時代を築きながらも、年齢による衰えからか、不遇の時代を長らく過ごしてきたシルヴェスター・スタローン。そのスタローンが、アクションというホームグランドで原点回帰。CGに頼った甘っちょろいアクションが全盛の今日において、肉体と肉体がぶつかり合う古き良き時代のアクション映画の真髄を復活させたのが『エクスペンダブルズ』だ。

本作には、『トランスフォーマー』シリーズのジェイソン・ステイサム、『HERO』のジェット・リーをはじめ、錚々たるアクションスターが出演。スタローンとは、かつてライバル関係にあったブルース・ウィリスやアーノルド・シュワルツェネッガーもチョイ役ながら出演しているのも話題の1つだ。そしてもう1人、『ロッキー4/炎の友情』でスタローン扮するロッキーのライバルであるロシア人ボクサー役を演じたドルフ・ラングレンも25年ぶりにスタローンと共演している。

そのドルフが今回、映画の宣伝キャンペーンのためにスタローンと共に来日。スタローンの魅力から『ロッキー4』の裏話までを語ってくれた。

[動画]『エクスペンダブルズ』ドルフ・ラングレン インタビュー
[動画]『エクスペンダブルズ』来日会見イベント/シルヴェスター・スタローン、ドルフ・ラングレン

──ドルフ・ラングレンさんから見たシルヴェスター・スタローンの魅力はどこでしょう?
ドルフ:映画俳優を成功に導くことができる人だということですね。そして、人がどんなものを望んでいるかをわかっている上でアクション映画を作っていること。私はそのおかげで、仕事にありつけているんです(笑)。

──『ロッキー4』以来となる共演でしたが、ご感想をお聞かせください。
ドルフ:本当に25年も経ってしまったんですね。とてもそうは思えないのですが、こんなにも長い時間が経ってから、また共演するというのは、ちょっと不思議な感じもしました。でも、結果はとてもいい作品が作れたと思います。それに、日本にも来れましたしね(笑)。

──ジェット・リーとのバトルシーンはすごい迫力でしたが、ケガなどはしませんでした?
ドルフ:逆にジェット・リーをケガさせたら大変だと思って慎重に闘いました。

──スタローンが来日イベントで「『ロッキー4』の撮影はメチャクチャ大変だった。今だったらやる自信がない」と仰っていましたが、ドルフさんから見てもやっぱり『ロッキー4』のボクシングシーンは大変でした?
ドルフ:当時、自分は空手のチャンピオンでした。年も25歳で、スタローンは私よりも10歳年上です。そんな2人が真剣に殴り合うシーンを演じているのですから、スタローンにもかなり(パンチが)当たったと思うし、大変な撮影でしたね。きっと、その続編は作られないと思いますよ(笑)。

──パンチが当たって、当時のスタローンから怒られたりしませんでした?
ドルフ:それは怒りませんよ。殴れと言われたから殴っているわけですから(笑)。私は指示に従っただけなんです。

──スタローンがドルフさんについて「すごく相性のいい1人」と話していましたが、なぜスタローンはドルフさんと相性がいいと感じていると思いますか?
ドルフ:タダ同然で仕事を受けるからじゃないでしょうか(笑)。まじめに話すと、私ほど大きな男はそうそういない。しかも、私は格闘家で演技もする。この2つを持ち合わせている人ってそんなにはいないんです。もちろん、『ロッキー4』の頃からの友人であることも理由の1つでしょうが。あとは、『ロッキー4』のときに、私がかなりやってしまったので、その復讐かも知れませんね(笑)。

──スタローンは俳優だけでなく、監督としても大成功しています。ドルフさんは監督をやってみようと思いますか?
ドルフ:実は監督もしているんです。小さい作品ですけど5本くらい作りました。俳優として演技をすることと、監督として映画を作ることは、同じ表現をすることではあっても、全然違う手法なんです。監督というのは責任重大ですし。だけど、私は監督もすごく楽しんでやっています。

──屈強な男が大勢出演している映画ですが、撮影現場はどんな雰囲気だったのでしょう?
ドルフ:インスピレーションを毎日感じるような現場でした。自分のベストを尽くすということを、みんながやっている。そのなかでもスタローンが一番一生懸命で、夜遅くまで仕事をしていることは全員が感じていたので、彼に負けないよう、もっと頑張らなくてはいけないっていう気持ちが自然と溢れた現場でした。とても素晴らしかったです。

──最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
ドルフ:『エクスペンダブルズ』は、親友のスタローンが監督・脚本・主演をつとめています。私が演じているのは、ちょっとクレイジーなスウェーデン人のガンナー・ヤンセンという役。みなさんに楽しんでいただけると思います。(CG処理用の)グリーンスクリーンで撮影したのではなく、本当の爆発、アクションが盛りだくさん。女性の方も男性の格好いい上半身がたくさん見られるので、気に入っていただけると思います。

『エクスペンダブルズ』は10月16日より全国公開となる。

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