精神科医が解説。アラサー女性必見映画にみる、恋愛・結婚維持の秘訣!
クリスマスや年末年始を夫婦で、あるいは恋人と共に仲良く過ごそうと計画している人も多いはず。だが、いつもよりも長い時間を過ごすからこそ、男女の溝が浮かび上がってしまい、修復不能の大ゲンカになったりすることも、実は多いのでは?
現在、アラサー女性必見のラブコメディ『反恋愛主義』が公開中だ。「いい男がいない!」と嘆く32歳の崖っぷちヒロインが、「もう男なんていらない、子どもだけいれば」と、セックスパートナーを求めて……というストーリーだが、男女関係を築き、維持していく難しさに、大いに共感させられる。
公開に先立って行われたトークショーでも、クワバタオハラと精神科医の名越康文先生が、恋愛や結婚の難しさについて語り合った。身近なテーマだけに話は非常に盛り上がってしまい、時間オーバー。最後は司会者に、「続きのお悩み相談は控え室で……」と苦笑いされるほどだったが、名越先生の「結婚と恋愛はまったく違うと思った方がいい。同じだと思っている人はみんな泣きを見ている」などの発言には、クワバタオハラだけでなく、会場を埋めた妙齢の女性たちもうなずきながら聞き入っていた。
夫婦や恋人は対等の関係とはいえ、力関係はやっぱり存在するもの。これについても、なんでかは分からないけどと前置きした上で、「夫婦って、結婚直前の関係性が一生続くんです。女が上か男が上か、直前のバランスが大事なんです」と解説。最適な結婚相手を見極めるポイントについては、「相手と一緒のときに、最低の自分を出せる人が、一番相性がいい」とアドバイスしていた。
端から見て大変うまくいっているように見える夫婦も、「お互いに、『9割は自分が我慢しているから』と思っているものなんです(笑)」とも分析していたが、ダスキンが行った、夫婦の大掃除に関するアンケート調査でも、夫の92%は「妻を手伝った」と自己評価しているのに、「夫が手伝ってくれた」と思っている妻は65%となっているという結果が……。27%の夫婦の溝が心配になってしまうが、このように、自分が思っているほどには、相手は自分の働きを評価しないものということを肝に銘じておかないと、男女関係なんて続かないものなのかも。
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