上原多香子が老舗旅館の若女将に!? 初主演作『恋谷橋』でしっとり和服姿を披露!

上原多香子
上原多香子
上原多香子

かつての賑わいが消え、すっかり寂れてしまった温泉街を復興させようと奮起する人々の姿を描いた『恋谷橋 La Vallee de l’amour』。元SPEEDの上原多香子が、この映画で初主演を飾ることとなった。

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上原が演じるのは、デザイナーの夢を持ちながらも不況により東京のデザイン事務所をリストラされ、次の職が見つかるまで、鳥取県三朝町(みささちょう)で老舗旅館を営む実家に戻ってきた女性。父が病気で倒れるなど状況が変化するなか、友人たちと町おこしに尽力し始めるという役どころだ。

初主演の大役については「ものすごく大きな緊張とプレッシャーがありました」と上原。夢を抱いて状況しながらも挫折し、故郷で頑張ろうと思い始める主人公の気持ちの変化を注意深く表現したという上原は「自分自身も夢を追って沖縄から東京に出てきたので、共感する部分はあります」とコメント。ロケ地でもある三朝町の人々の協力にも感謝し、「三朝は私にとって第2の故郷です」と語った。

一方、後藤幸一監督はそんな上原について「上原多香子の演技は自然体を貫いた。人生の岐路で揺れ動く“心”を丁寧に重ねることで、故郷を愛し、生まれ育った地に足を着けて生きていく魅力的なヒロインを作り上げた」と絶賛した。

『恋谷橋 La Vallee de l’amour』は11月20日クランクインし、12月10日にクランクアップ。その間、三朝町では、鳥取県内はもちろん近隣の県からも大勢が撮影見学に訪れ、温泉の最盛期を彷彿とさせる賑わいを見せたという。なお公開は2011年中の予定。

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