『ノーカントリー』『ファーゴ』でアカデミー賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエンの兄弟監督の最新作『トゥルー・グリット』でヒロインを演じた14歳の新星ヘイリー・スタインフェルドが来日、2月17日にザ・ペニンシュラ東京で記者会見を行った。
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スタインフェルドは本作で映画デビューし、いきなり本年度アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされという大注目女優。オスカー俳優ジェフ・ブリッジスやマット・デイモンをはじめ、そうそうたる俳優陣のなかで堂々たる演技を披露、見事な存在感を発揮している。
大勢のカメラマンを前にはにかんだような笑顔を浮かべ、初々しい印象を放つ彼女に、アカデミー賞にノミネートされた感想を聞くと「とにかく信じられない! 1年前はこの映画のオーディションを受けていたのに」と、激変した境遇について興奮気味に語っていた。
撮影を通じてブリッジスやデイモンから多くを学んだという。「いろんなことを吸収でき、いろんな経験を積めたので、一生に残る仕事でした。みんな、初めて自分が映画に出たときの話をしてくれたりして気づかってくれました」と振り返ってから「ちょっと甘やかされた部分もあると思います」と笑顔を浮かべた。ちなみに2人の印象については「ユーモアのセンスが抜群で、大きな子どもみたいで楽しい人」と話していた。
この日は、SEE BY CHLOE(シーバイクロエ)のパフスリーブのロマンティックな花柄ワンピースで登場。ファッションについて聞くと「ファッションが大好きなんです!」と目を輝かせた。「俳優を志したときは、華やかでグラマラスな世界を想像していたのですが、本作では(『トゥルー・グリット』はウエスタンなので)ホコリをつけられたりして(きれいなファッションはできず)ちょっとがっかりでした」と残念そう。「今度はもっときれいな服が着られる作品に出てみたい」と少女らしい憧れを口にしていた。
天真爛漫ながらも受け答えはしっかりしていてプロフェッショナルな印象を与えるスタインフェルドだったが、今回同行したという母親との関係について聞くと「友だちとメールなんかをしていると、お母さんに『早く勉強するように』なんて言われます」と照れ笑い。前日は渋谷に遊びにも行ったそうで「すごく楽しかった! 何も買わなかったのですが、もう1度行ってお買い物がしたいです」とコメント。14歳らしい素顔をのぞかせた。
アカデミー賞の授賞式は現地時間で2月27日に行われるが、準備はもうしているかという質問には「スピーチはまだ考えていませんが、とにかく参加できることが光栄だと思っています」と満面の笑みを浮かべていた。
『トゥルー・グリット』は3月18日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国公開される。
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