三浦友和と山口百恵夫妻の次男である三浦貴大を筆頭に、柄本明の次男の柄本時生、役所広司の長男の橋本一郎、目黒祐樹の長女の近衛はなと、二世俳優が4人も出演していることも話題の映画『学校をつくろう』。
・二世俳優がズラリ! 『学校をつくろう』で三浦貴大らが完成披露舞台挨拶
・[動画]『学校をつくろう』予告編
専修大学創立130周年記念し、同大学の前身である専修学校を作った4人の男の姿を描いたこの映画が2月19日に封切りとなり、上記4人のキャストに加え、池上リョヲマと神山征二郎監督が登壇した初日舞台挨拶が、有楽町スバル座にて行われた。
前日(2月18日)に開かれた日本アカデミー賞授賞式で新人俳優賞を受賞した三浦は、「初めて主演をさせていただた作品。思い入れも強いので、翌日にこうやって舞台挨拶ができるというのは何かを感じます。嬉しいです」とコメント。昨日は眠れましたかと司会に聞かれると、「すぐに寝ました」と答え客席を笑わし、豪快な一面も垣間見せた。
橋本とは中学と高校の同級生だったそうで、将来役者になって共演することがあると考えたことがあるかと尋ねられると「全然思ってなかった。そもそも、あまり喋ったことがなかった」と三浦。橋本も「すれ違う程度でした」と答えていた。
柄本は、ムードメーカーだったのではという質問に「そんなこともない」と返答。だが、他の登壇者たちから頷くようなそぶりを見せられると「じゃあ、僕がムードーメーカーだということで」と簡単に自説を曲げ、笑いを誘っていた。
池上は「見ての通りすごくいい雰囲気で。締めるところは締め、和むところは和んで。とても楽しい現場でした」と振り返っていた。
三浦演じる主人公の相馬永胤の妻を演じた近衛は「私が撮影に参加させていただいたのは、最初の方と最後の方。その間にみなさんは長野でロケをしていて、現場に戻ってきたら神山組のみなさんがファミリーみたいになっていた」と時間が経つにつれて、とてもいい雰囲気になっていったと話した。三浦との共演については「最初に現場に行って、最初に撮ったシーンが結婚指輪をもらうシーンで、異常にドキドキしたのを覚えています」と答えていた。
神山監督は「監督が嬉しいときは、いいシナリオをもらったときと俳優さんがいいお芝居をしたとき。今回は壇上にいる若い人が本当によくやってくれて、それが一番良かった」と登壇者たちを褒めた。が、その直後に「40年監督をしているが、お芝居が良かったと1回も思えないこともまれにある。今回は何回か(いいお芝居が)ありましたから」と単純に褒め言葉とも言い切れない言葉で結び、客席を沸かせていた。
『学校をつくろう』は有楽町スバル座ほかにて全国順次公開中。
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