1996年にアルジェリアで起きた、武装イスラム集団による仏人修道士誘拐殺人事件を題材にした映画『神々と男たち』。カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したこの作品のプレミア試写会が3月2日にシネマート六本木で行われ、鳥越俊太郎と山路徹がトークショーを行った。
・『神々と男たち』作品紹介
・[動画]『神々と男たち』予告編
映画について鳥越は「私たちは命をかけるほどの仕事をもっているのかということを、厳しく問いかけてくる映画。ズシッときます」と解説。山路は「美しい魂が描かれていて感動する」と感想を述べた。
ジャーナリストである2人は、北アフリカの情勢や、過去の取材についてトークを展開。山路は、昨秋にビルマで行われた総選挙を取材中に当局に捕らえられた体験を振り返ってから、「幸い釈放されて、日本に帰ってきたらとんでもない事件が」と、昨年末に起きた自らの不倫騒動について言及。「実弾が後ろから飛んできて。常在戦場だなと思う今日この頃です」と自虐ネタで客席を沸かせていた。
その後、ロビーで囲み取材が行われたが、質問は不倫騒動のことばかり。映画のパブリシストが「映画の質問も」と何度もお願いしたが、ほとんど無視状態……。
21歳差の2人は旧知の仲で、「僕は鳥越さんの弟子みたいなもの」と山路。鳥越も「息子みたいなもんなんで、あんまりいじめないで」とかばいつつも、一連の騒動について「女たらしなので、あ〜あ、やっちゃったよって……(笑)」と素直な感想を述べてから「君は存在自体が罪なんだよ」とバッサリ。
また、レポーターから、ハードな取材をしているから愛が欲しくなるのかと聞かれた山路は「やっぱり、人を愛するってエネルギーをいただけるので」と回答。すかさず「いただいているのはエネルギーだけですか?」と突っ込まれ、苦笑いしていた。
さらに、一連の騒動について「反省はしたけど後悔はしていない」と胸を張った山路は、「人生は一度しかないので、今後も恋愛していきたい」と前向き発言。「今、ときめいている人は?」という質問には「まだ」と話していた。
『神々と男たち』は3月5日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開される。
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