『かもめ食堂』の荻上直子監督が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞
『かもめ食堂』『トイレット』の荻上直子監督が、平成22年度(第61回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(映画部門)を受賞した。
芸術選奨は国内の芸術作品、活動のなかで優れた業績を残した人物を顕彰する目的で設けられている。
文化庁は荻上監督に賞を贈る理由について「『かもめ食堂』において、フィンランドを舞台に、それぞれの生き方を求めた女性たちを絶妙な距離感で描き出し、『食へのこだわり』をキーワードに、シンプルな表現力で映画のミニマル・アートとも言うべきユニークな世界を創出している。この斬新なスタイルは『トイレット』においては、英語を話さない日本から来た祖母と、外国育ちの孫の関係を軸に、異文化問題から現在の家族関係まで広げることで、独自な展開を見せ今後の展開へ期待を抱かせてくれた」と述べている。
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