日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアたちが繰り広げるドラマを描いた『岳 −ガク−』。この映画の特別試写会が一橋ホールで開催され、小栗旬、長澤まさみ、片山修監督が舞台挨拶を行った。本来なら本作の完成披露試写会は3月23日に行われる予定だったが、東日本大震災の影響を受け中止に。この日が初お目見えとなった。
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小栗が演じたのは主人公の島崎三歩。その小栗は、高校時代の友人が2日前に話してくれたエピソードを披露。友人は何かできることはないかと考えて被災地を訪れたそうだが、家族や友人を失いながらも元気に過ごしている人たちに「逆に元気づけられた」と話していたと明かすと、「この映画でも劇中、(三歩が)助けに行った青年が生きていたときに『感動した。生きてた君に』と話す(シーンがある)。みなさんがこれを見て、よし誰かに元気をあげたいなと思えるような作品になったらいいなと思っています」とコメント。
新人女性救助隊員の椎名久美役を演じた長澤は「3月23日の試写会はいろいろな事情でなくなってしまいましたが、一足早くみなさんにこの作品を見てもらえる機会がもらえ、嬉しい気持ちでいっぱいです」と挨拶すると、「役を通して、人命の尊さや、山の厳しさを学び、自分の成長にもつながった。この作品は何かの役に立つ作品になったと思うので、ぜひ楽しんで下さい」と話していた。
また長澤は、役作りのために「髪の毛を30センチくらい切った」と語り、フィジカル面でも「クライミングをしたり、監督と(小栗と)3人で登山をしたり、トレーニングを積んだ」と続けた。
そんな長澤とは『ロボコン』以来8年ぶりの映画共演となる小栗は、長澤の印象について「15歳の長澤さんと20歳の僕はそれなりに仲の良い関係を築けたと思っていたが、それから8年の間にどんどんよそよそしくなってきた。『岳』に入る前なんかは、目を合わせて話をしてくれない状態で『もう、まさみちゃんとはあの頃のように楽しくおしゃべりができないんだな』と思っていたが、久しぶりに『岳』のトレーニングでお会いしたら、普通に喋ってくれ、良かったなと思った」と話し、笑いを誘っていた。
一方、長澤は長澤で「小栗君変わっちゃったのかなと思っていた」とコメント。だが、毎日顔を合わせてお芝居をしていくうちに「やっぱり変わらない」と感じたようで、「小栗君は私にとっては(主人公の)三歩のような存在。憧れる先輩でもあり、追いつきたい先輩でもあります」と話していた。
また小栗は、現場で1度だけ、長澤から「自分のお兄ちゃんを呼ぶときと同じテンションで兄ちゃんって呼ばれたことがあります」と明かし、会場を沸かせる。
これを受け、司会が「ちょっと嬉しかったのでは?」と質問すると、「俺、知らないうちに妹ができたんだなと思いました」と話し、さらなる笑いを巻き起こしていた。
『岳 −ガク−』は5月7日より全国東宝系にて公開となる。
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