浅野忠信のハリウッドデビュー作としても話題を集める『マイティ・ソー』。そのプレミアが5月2日にアカデミー賞授賞式会場としても有名なコダックシアターの真向かいにあるエル・キャピタン劇場で行われ、先行して行われたレッドカーペット・イベントに浅野らが登場した。
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同イベントはエル・キャピタン劇場の前のハリウッド大通りを1ブロック封鎖し、18時にスタート。注目作品ということもあり、世界各地から集まったマスコミは50台のテレビクルーをはじめ総勢200人。集まった1000人の一般客も見守るなか、スターたちが次々と登場した。
この映画で、浅野が演じるのは主人公ソーのガーディアンである三銃士の1人、ホーガン役。この日が初めての本場レッドカーペット体験となった浅野は「こんな華やかなところに来られて嬉しい、今まで頑張ってきた結果がここに至るんだと思うと感無量です」とコメント。ハリウッド挑戦に関しては「いいスタートになりました。本場の空気感を感じられたことが財産だと思います。このチャンスをダメにしないようステップアップしたい」と意気込みを語っていた。
主人公のソー役を演じた新星クリス・ヘムズワースは「1年前に撮影は終わったけど、今日ようやくここまで漕ぎつけて、すごく興奮している。(浅野忠信に)また会えてよかった。彼は素晴らしい人だよ」とコメント。日本のファンに向けては「『マイティ・ソー』のプレミアに来てるんだ! ぜひ映画を見てくれ」と言った後、日本語で「ミテネ!(笑)」と挨拶していた。
ソーの父神でオーディン役を演じたアンソニー・ホプキンスは、マーベルコミックのキャラクターを演じたことについて「最高だよ。マーベルコミックのオタクではないけど、ケネス・ブラナーが監督だし、出演できて本当に光栄に思う。最も思い出深い作品の1つとなった。主演のクリスもナイスガイだし、自分のフィギュアも気に入ったよ」と話していた。
また、メガホンを取ったケネス・ブラナー監督は浅野について「彼はホーガンという役に冷酷さ、戦士らしさ、知性をもたらすことができたし、技術、映画俳優としての存在感、カリスマ性もそろっている。クローズアップで撮っても映えるしね」と絶賛。一緒に仕事をした感想については、「面白かったし、熱心だったし、紳士的だったし、時間に対しても寛大で、メモを取るのがうまかったし、周囲も朗らかにしてしまうような存在だったよ」と語っていた。
同作は『スパイダーマン』や『アイアンマン』シリーズで知られるマーベルスタジオ最新作。身勝手さゆえ神々の世界から力を奪われ追放され、地球へ落ちてしまったソーが、人の痛みや弱みを知っていくヒーロー映画。5月6日より全米公開となる作品で、全米の映画興行予想サイトで“今年初の2億ドル越え確実”と言われている。すでに先行公開された56カ国では、先週末だけで8300万ドルの興収を上げ、海外の興行チャートで堂々1位を獲得。この数字は2008年に全世界で5億8000万ドルの興収を記録した『アイアンマン』の111%の数字となる。
日本では、7月2日より丸の内ルーブルほかにて3Dと2Dで全国拡大公開となる。
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