1992年にはじまった「日本映画プロフェッショナル大賞」。今年で20回目となる同賞を記念した『軽蔑』のチャリティ試写会が5月31日に角川シネマ新宿で行われ、高良健吾、鈴木杏、廣木隆一監督が登壇した。
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この日は同賞を主催するジャーナリストの大高宏雄が司会を担当。その大高から高良に、昨年公開の映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で新人奨励賞に輝いたことが告げられると、高良は「自分で自分の芝居のことはよくわからない分、自分以外の方に評価していただき、賞をもらえるのは励みになる」とコメント。「でも、新人なのかな?」と“新人”という言葉には疑問を感じている様子で、大高も「それは私も考えました」と応じていた。
高良にとって廣木組への参加は、『M』(07年)以来4年ぶりのこと。廣木監督の演出について聞かれると、「『M』のときも思ったが、廣木さんはモニターを見ない。必ずカメラの横にいて、自分の目で役者の芝居を見ている。だから、嘘をつけない」と語っていた。
一方、廣木組初参加となる鈴木は、演じた真知子という女性のどこに惹かれたかという質問に「取り繕ったりせず、むき出しのまま生きられる強さ」と回答。「私は臆病なので、人を傷つけたり嫌われたくないと思って、言いたいことを言えなかったり、うまく切り抜けようとしてしまう。真知子にはそれがなく、強いところも弱いところも全部そのまんまで、ひたむきに生きている強さに惹かれた」と話していた。
また、高良と鈴木は、本作のクランクアップ日の廣木監督がメチャクチャ厳しかったことについても言及。鈴木は監督から「全然ダメ、ふざけんな!」と怒鳴られたそうで、「完全にパニック状態に陥って、どうすればいいのかわからなかった」と振り返っていた。
その後、司会の大高から鈴木に、劇中に登場する「五分五分だよ」というセリフについて「今の女性は男女関係において五分五分にこだわるのか?」という質問が寄せられた。これに鈴木は「常に五分と五分というのは難しいと思う。7対3のときもあれば、6対4のときもあって、平均で五分五分だったら素敵だと思う」と回答。
続けて「真知子が言った五分と五分について(撮影中は)ずっと考えていた。本当はカズさん(高良健吾)に全部寄りかかれば幸せになれるかもしれないが、また1人で立つときに大変だから『五分と五分だよ』って口にした。自分に言い聞かせていたんじゃないかと思った」と、演じた役について分析していた。
『軽蔑』は6月4日より角川シネマ有楽町ほかにて全国公開となる。
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