ウィル・スミスが、心の痛みを抱え葛藤する男という今までにないキャラクターに挑戦した映画『7つの贈り物』。この作品を携えて来日したウィル・スミスと、ヒロインを演じたロザリオ・ドーソン、ガブリエレ・ムッチーノ監督が、9日、都内で来日記者会見を行った。
ウィルが演じるのは、7人の人間に、人生を変えるほどの贈り物をする計画を進める謎の男ベン。ロザリオは、そのベンの人生を思わぬ方向へ導く女性エミリーを演じた。監督曰く「愛と死、自己犠牲などについて描いたラブストーリー」という本作では、なんと2人のラブシーンも! 実はウィルはこれまで、ほとんどそういったシーンを演じたことがないそうだが、そんな彼の動揺を、ロザリオが語ってくれた。
「細かい部分を詰めていく段階では、ウィルはとても緊張していました。裸でベッドにいるので、『もしどこかが露出しすぎたら何かを掛けてあげなきゃいけないのかな』とか、『カットがかかった時に、僕の手が太腿のところにあったらそのまま手を置いたままでいいものなのか』など、細部まで気にしていました」と、ラブシーンについてはウィルよりも余裕のあったらしいロザリオ。スターであるウィル・スミスには、恐いものなどなく、ドンと来い!という感じなのかと思っていた彼女には、彼の反応はかなり意外だったらしい。「ラブシーンなんてやったことがなくて、映画以外だと奥さんとだけだと言っていて、本当に困っているみたいでした」と教えてくれた。
緊張ぶりを暴露されて少々焦り気味のウィルが、「ラブシーンでは、メイクラブのふりをするわけですよね、しかも(撮影現場にいる)大勢の人たちの前で!」と大変さをアピール。「女性に対しては敬意をはらわなければいけないと祖母に教え込まれたので、ラブシーンだからって、ここぞとばかりにエロくなる男だと思われたくなかったんです」と打ち明ける一方、「緊張ではなく、(ロザリオに対し)敬意をはらっていただけです」と必死で訴える。
そんなウィルを、イタズラっぽい笑顔で見ながらロザリオは、「敬意をはらってくれた彼は、私の腕の中でふるえていました」とさらなる秘密を明かしてくれた。
一昨年の12月に『アイ・アム・レジェンド』で、去年の8月には『ハンコック』で来日し、「約1年の間に3度も来日しているので、そろそろ市民権をもらってもいいのでは」と笑うウィル。今回はシリアスな作品ながらも、いつもと変わらぬエンターテイナーぶりで会場を沸かせていた。ラブストーリー話ではロザリオに押され気味だったものの、それ以外では、熱く語る監督やロザリオを茶目っ気たっぷりにからかい、写真撮影のためのセッティング替えを自ら手伝ったりとサービス精神満点ぶりに、笑いが絶えない会見だった。
映画については、「関わった全員が愛を注いだ作品です。エイリアンも出てこない、爆発もない、特撮にも頼らない作品に出るのはとても恐い体験でしたが、エモーショナルな感動のある作品になりました」と素晴らしさを語っていた。
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