今最も注目を集める監督・園子温が人気マンガ「ヒミズ」を実写映画化!

二階堂ふみ
二階堂ふみ
二階堂ふみ
染谷将太

『愛のむきだし』(08年)や『冷たい熱帯魚』(11年)などの衝撃作を次々と生み出し、世界中から注目を集めている鬼才・園子温監督。東電OL殺人事件を題材にした最新作『恋の罪』(2011年11月公開)もカンヌ国際映画祭で上映され、5分間のスタンディングオベーションで絶賛されたが、そんな園監督が、「ヤングマガジン」誌で人気の「ヒミズ」を映画化することが明らかとなった。

園監督の『恋の罪』がカンヌで5分間のスタンディングオベーション

「ヒミズ」は人間の心の暗部を描いた作品で、主人公・住田を演じるのは、若手実力派の染谷将太。ヒロイン・茶沢を『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』の二階堂ふみが演じる。園監督は「原作は大好きで、何回も読み返していました。実写で映画化することは大変な名誉であり、冒険だと思っています。この先の見えない不安な世界に住む主人公と一緒に、素晴らしい青春映画を作りたい」と抱負を語った。

今回のキャスティングについて染谷は「園監督作品への出演は、ずっと熱望していました。なのですごく嬉しかったのですが、決まった後は、同時に“怖さ”もありました。皆さんが体験したことのない青春映画に仕上がると思いますので、ご期待ください」とコメント。二階堂は「園監督作品に出てみたかったので、オーディションのときからドキドキでした。今回、出演が決まったときは、嬉しすぎて叫びました(笑)。監督は厳しいけれど、とでも優しかったです」と語った。

撮影は5月でクランクアップし、現在は編集作業に取りかかっているという。これまで『紀子の食卓』(06年)で吉高由里子を、『愛のむきだし』で満島ひかりを起用して魅力を引き出し、女優選びには定評のある園監督。女優泣かせの鬼監督としても有名な彼が、二階堂をどう料理したかに注目したい。

映画『ヒミズ』は2012年春、シネクイントほかにて全国順次公開される予定だ。

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