ひょんなことから6歳の女の子を引き取って育てることになった青年の奮闘を描いた『うさぎドロップ』。この映画のサプライズ試写会が8月2日に一ツ橋ホールで行われ、主演の松山ケンイチと、主人公に引き取られる少女を演じた芦田愛菜、SABU監督が舞台挨拶に登壇した。
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この日は髪をアップにし、涼しげな浴衣姿でいつもより大人っぽくキメた芦田。司会から感想を聞かれると「大好きな紫(の浴衣)で、髪型もクールで好きです」と嬉しそうに答えていた。そんな芦田に目を細めていた松山は「似合ってますよ。美人です。そこら辺の女優さんよりもセクシーで奥ゆかしい」とべた褒め。「奥ゆかしい」の意味が分からない芦田に松山が「バッチリってこと!」と説明すると、芦田ははにかみながら「ありがとう!」とお礼を言っていた。
撮影が行われたのは昨年の夏。最初は子役とどう接していいのか分からなかったという松山だが「愛菜ちゃんのほうから元気に明るく向かってきてくれたので、それに癒されて楽しく遊んでいる間に撮影が終わってしまった」と振り返った。また「映画は、愛菜ちゃんと僕の去年の夏の思い出アルバムみたい。すごく特別な感じのする作品です」とも話していた。
もちろん芦田にとっても楽しく思い出深い作品だったようで、撮影中、松山にたくさん遊んでもらったと報告。「絵本を読んでくれたり、足を持って逆さにしてブラブラ揺らしてくれたりしました」と話すと、松山も「打ち上げのときも隠れんぼしてたもんね」とうなずいていた。
そんな2人の演技は息もピッタリで、SABU監督は「セリフを言っているのですが、(演技が)素晴らしいのでセリフには思えず、すごくリアルでした」と大絶賛。完成作についても「いろんな方から『3回泣ける』と言われます」と自信をのぞかせていた。
最後はサプライズで、芦田が松山とSABU監督への手紙を読み上げる演出も。さらに、そのお礼として松山から花束を贈られた芦田は、「嬉しい!」と満面の笑みを浮かべていた。
『うさぎドロップ』は8月20日より渋谷シネクイントほかにて全国公開される。
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