警視庁警備部に実在する「犬を操る特殊部隊」をモチーフにしたアクション感動作『DOG×POLICE 純白の絆』。この映画の完成披露イベントが、9月1日に六本木ヒルズアリーナで行われ、キャストの市原隼人、戸田恵梨香、時任三郎、村上淳、カンニング竹山、阿部進之介と七高剛監督、原案の小森陽一が登場した。
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リムジンから降り立った登壇者たちは、ファンの声援を浴びながらブルーカーペットを歩いてステージへ。主演の市原は「警察官と警備犬との絆を描いた作品。みなさんが絆を築く懸け橋になれば」と挨拶した。
イベントには本作で市原の「相手役」をつとめた犬のシロも登場。市原は「かわいらしいシェパードで、自宅の条件さえ整っていれば持って帰りたいくらいでした」とコメント。残念ながら自宅で飼うことはできなかったそうだが、「(撮影中は)ちょっとでも時間が空けば、犬と遊んでいた。現場では(それぞれの担当の犬について)『お宅の子はどうなの』などと言い合うくらい犬がかわいくて」と目を細めていた。
だが戸田は「私の犬はなかなかなついてくれなくて」と苦笑い。ドッグトレーナーを探してばかりいて「本番でもなかなか私のほうを見てくれなかったのですが、市原さんのいないスキにシロとはコミュニケーションを取ることができました(笑)」と振り返った。
一方、大の犬好きにも関わらず担当の犬がいなかったと嘆いていたのはリーダー役を演じた時任。だが、「(現場で)みんなが犬とのコミュニケーションをしっかり取っているのを見て、これは良い映画になるぞと確信しました」と自信をのぞかせた。
できるだけCGを使わずにリアルなアクションを目指したという本作。爆破シーンや炎のシーンを撮影した際の苦労を聞かれた市原は「天井を覆うほどの炎のなかでの撮影では、シロが炎を怖がっていてかわいそうだった」と振り返ってから、「煤(すす)でシロが黒になっていました(笑)」と教えてくれた。また戸田も「ものすごく熱くて、思わず声を上げてしまったくらい。その熱さをどうやったら演技で表現できるのか、難しかった」と、演技の苦労を明かしていた。
この日は映画のタイトルに絡め、真っ白なハンカチに「○○×○○」と絆を表す2つの言葉を書いて披露した登壇者たち。
「手×愛」と書いた戸田は、「人と人とが手をつなぎ合って、地球に愛情を持っていれば、絆は自然とできるのでは……」とコメント。「妻×犬」と書いた竹山は「長年犬を飼いたくて、この映画のクランクイン時期に小さな子犬を飼い始めたのですが、全然僕になつかず、最初は飼うのを渋っていた妻との絆ばかりが深まって」と苦笑い。先日は顔を噛まれてしまったそうで「僕が家賃を払っている家なんですけどね」とボヤくと、司会が「ご愁傷様です」となぐさめていた。
市原のハンカチに書かれていたのは「日本×世界」という文字。市原は「いろんなボーダーラインがあると思いますが、垣根を越えて、みんなが住みやすく、笑顔の絶えない世界になれば」と、平和への願いを口にしていた。
『DOG×POLICE 純白の絆』は10月1日より全国公開される。
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