失敗ばかりの三流弁護士が難事件を担当、幽霊が証人として法廷に立つことになるという奇想天外なコメディ映画『ステキな金縛り』。三谷幸喜監督最新作の完成披露記者会見が9月21日にリッツカールトン東京で行われ、三谷監督をはじめ、キャストの深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、KAN、木下隆行(TKO)、中井貴一が出席した。
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主人公の弁護士を演じたのは深津。初めて台本を読んだときの感想を聞かれ「ヤバイ! 面白い! きっと楽しい作品になるんだろうなと思いました」とニッコリ。そして、「日本を代表する三谷監督、“コメディと言ったら西田さん!”という2人に挟まれ、徹底的にコメディを叩き込まれ、真髄に触れられた気がします」と振り返っていた。
また深津は、三谷監督と西田と仕事をした感想を聞かれ、「三谷監督とは『ザ・マジックアワー』(08年)に続きご一緒させていただいたので、今度はもっと監督のことが分かるかなと思っていたけれど、やっぱりとてもミステリアス」とコメント。西田については「すべてが最高でした。人間としても俳優としても。西田さんとだったら何でもできてしまうんじゃないかと思うくらい」と絶賛。
そんな深津と西田は、今回スペシャルユニットを結成し、映画の主題歌「ONCE IN A BLUE MOON」を歌っている。そのコーラスを、KAN、中井、阿部、小林隆が担当しているのも話題だ。
映画の撮影後にレコーディングしたそうで、深津は「お恥ずかしい限りですが、(主人公の)エミとしてしっかり歌うことが大事だと自分に言い聞かせレコーディングしました。監督には付きっ切りで細かくダメ出ししていただきました」と明かした。
一方、主題歌について三谷監督は「裁判劇って手続き部分が面倒なので、そこを音楽でつないじゃおうと思ったんです。出来が良かったので、これは“紅白”だろう!と。みなさん、年末の予定も空いているそうですし」と真面目な顔で野望を披露。目下の悩みは紅組、白組のどちらで出るかだが、「西田さんに相談したら、紅組でいいって言うので、今回は紅組で出場させていただきます」と、やる気満々だった。
映画について三谷監督は「裁判映画なので法廷シーンがいっぱい出てきますが、日本の裁判所は殺風景なので、今回は誰も見たことがない裁判所を作り、荘厳で格調高い法廷シーンを撮ろうと思った」とこだわりポイントをアピールしていた。
『ステキな金縛り』は10月29日より全国東宝系にて公開される。
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