向井理、松坂桃李らが総立ちの観客に感謝！『ボクセカ』初日舞台挨拶

2011.09.25

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どこにでもいそうな普通の大学生たちが、カンボジアに小学校を建てようと奔走する姿を描いた『僕たちは世界を変えることができない。But, We wanna build a school in Cambodia.』。この映画が9月23日に公開初日を迎え、新宿バルト9で行われた舞台挨拶に向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝が登壇した。

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上映終了後、スタンディングオベーションで観客から迎えられた4人。総立ちの客席を見た向井は「全然、想像していなかったが、たくさんの人の心に届いてくれればと思っていたので、ありがたいと思った」と挨拶。松坂も「みなさんを見たときに、本当に鳥肌が立った。ようやくお届けすることができ、嬉しく思っています」と話した。

この日はサプライズで、今はマレーシアで撮影中という深作健太監督からのボイスメッセージも届けられた。「この作品は僕にとって初めて心の底から撮りたいと思う作品でした。天才・窪田正孝くんには溢れる熱さと感性を、誰よりも演技の自然さを心がける（柄本）祐くんには映画全体へのこだわりと愛を、4人のなかで一番まじめな（松坂）桃李くんにはまっすぐさと役者としてのひたむきさを、俳優部の部長・向井くんには、今まで僕が見たことのなかった熱さとリーダーとしての強い責任感をもらいました」と、4人それぞれに心のこもったメッセージを発した監督。

これを聞いた向井は、言葉を詰まらせながら「俳優部の部長と言われたが、この映画の社長は監督。そのもとにみんなが同じ方向を向いて、1つの作品に集中し、こういう世界観を作り上げることができた。僕らはこうやって前に立たせていただく仕事ですが、カメラの後ろ側には監督も含めてたくさんの人がいて、その人たちと一緒に作れたことが幸せだし、いい経験になった」と話した。

松坂も「監督からの言葉を聞いて、1人でやっているんじゃない。いろいろな人が関わって、みなさんに届けるために必死になって、頑張って作ってきたんだなと思った。監督に今『お疲れ様でした』と言われて、この先、僕にとって代表作になると思った」とコメント。

柄本は「個人的に深作監督の作品が好きで、深作監督の作品に出させていただいただけでも幸せなのに、こうやってコメントまでいただけ嬉しい限り」と話し、窪田は「（撮影が終わって）日本に帰ってきて打ち上げをしてから、監督とは会っていないが、今、監督の声を聞いて、向こうで辛かったことや得たもの、4人でワイワイ楽しかったことが鮮明に甦ってきた。4人のなかの1人として呼んでいただいたことも感謝の思いでいっぱいで……」と涙を浮かべながら、監督にお礼の言葉を述べていた。