寒さと吹雪に苦労した北海道ロケ。戸田恵梨香と加藤和樹が主演作を振り返った

『恋極星』初日舞台挨拶の様子。左から加藤和樹、戸田恵梨香、AMIY MORI監督
『恋極星』初日舞台挨拶の様子。左から加藤和樹、戸田恵梨香、AMIY MORI監督

『デスノート』シリーズや、ドラマ『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』などの話題作に次々と出演してきた若手実力派・戸田恵梨香。3月14日に、主演のラブストーリー『恋極星』が公開初日を迎え、戸田と、相手役を演じた加藤和樹、AMIY MORI監督が、新宿武蔵野館で舞台挨拶を行った。

物語の舞台は、かつて夜空の美しさで有名だった小さな北国の町。昨年の3月から5月にかけて、北海道でオールロケ撮影されたという。撮影はかなりハードだったようで、「吹雪の時は、目を開けられなくて大変だった」と戸田。けれど、「北海道が大好きなので、寒くても楽しかったです」とも話していた。

戸田が演じたのは、人生に絶望し、笑顔を忘れた主人公。そんな彼女が、幼なじみの青年に再会し、恋に落ちていく姿が印象的。戸田は、「(主人公の)菜月は、強い女性なので、恋をしてからも強い女性でいることを意識して演じました。恋をして、髪型やファッションがどんどん変わっていくのが楽しかった」と語る。

一方、加藤が演じた菜月の幼なじみ颯太には、ある秘密が……。そんな役柄について加藤は、「抱えている秘密を言いたくても言えない、その葛藤を表現するのに苦労しました」と振り返る。「でも、完成した作品を見て、自分でも納得のいくものになっていました」と話していた。

ロバート・デ・ニーロらハリウッドスターも数多く撮影してきた人気カメラマンであり、本作で監督デビューしたAMIY MORI監督は、「この作品では、心を大事に描くように心がけました。ひとつひとつのシーンからも2人の感情が分かるように一生懸命撮りました。2人は本当によく頑張ってくれて、そのおかげで完成した作品だと思います」と、戸田と加藤への思いを語っていた。

映画について戸田は、「切ないラブストーリーですが、大切なものが皆さんに届けられたと思います」と話していた。

『恋極星』は、シネ・リーブル池袋、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開中。

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