世界最古の長篇小説とも言われる「源氏物語」。この物語が書かれた背景に迫る豪華王朝絵巻『源氏物語 千年の謎』のプレミアイベントが京都で行われ、光源氏を演じた生田斗真と紫式部を演じた中谷美紀が出席した。
まずは国の重要文化財でもある平安神宮の應天門（おうてんもん）前に牛車に乗って登場した2人。その後、本殿に移動して映画のヒットを祈願した。
1895年の建立以来、平安神宮が映画イベントの場として使われるのは初めてで、生田は「国の重要文化財でこのような席を設けることができて大変広栄です」と感激気味。だが、牛車の乗り心地については「撮影中も使われたものなのでとても懐かしかったのですが、乗り心地は、正直、あまり良くありませんでした」と苦笑いしていた。
一方、牛車は初めてという中谷は「外から見えませんが、中からはよく（外が）見えるんです。人の秘密をのぞき見るような不思議な気持ちでした」と感想を述べていた。
その後、2人は鶴橋康夫監督と共に、試写会が行われた京都市内の映画館、TOHOシネマズ 二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都を回って舞台挨拶した。
生田は、「中谷さんとも話していましたが、イベントの規模といい宣伝の展開といい、我々はすごく大きな映画に関わらせていただいたんだなぁ」と感慨深げ。「京都には撮影中も長く滞在したので、『ただいま』という気持ち。舞台挨拶で京都の3劇場を一気に回るのは史上初とお聞きしました。京都の方々にいち早く（映画を）お見せすることができて大変嬉しく思っています」と話していた。
映画については、「日本が誇るべき『源氏物語』を、世界中の人に見てもらい、日本の美しさを再認識してもらいたい」と生田。中谷も「この作品を見て、日本に生まれて良かったと心から思えました」と出来映えに満足した様子だった。
真木よう子、田中麗奈、多部未華子、田中麗奈など豪華共演陣も話題の『源氏物語 千年の謎』。12月10日より全国東宝系にて拡大公開される。
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