『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』などのヒット作を手がけてきた矢口史靖監督最新作『ロボジー』。この映画の試写会が12月7日にイイノホールで行われ、矢口監督をはじめ、五十嵐信次郎の名前で主人公を演じたミッキー・カーチス、吉高由里子、濱田岳、川合正悟(Wエンジンのチャンカワイ)、川島潤哉が舞台挨拶を行った。
同作は、家電メーカーの窓際社員3人組によって開発されたロボットが、ロボット博直前に大破。苦し紛れにロボットのなかにおじいちゃんに入ってもらって出場したことから巻き起こる騒動を描いたコメディ。この日の試写会は73歳の五十嵐扮するおじいちゃんが活躍する物語にちなんで“史上最高齢試写会”と銘打ち、60歳以上限定で行われた。客席をいぶかしげに見回しつつ登場した矢口監督は、「今まで数々の試写会を行ってきましたが、こんなシワシワの会場は初めてです(笑)」と困惑気味に語ると、会場からは笑いが起こっていた。
司会から「五十嵐信次郎さんって言ってもわからないですよね、ミッキー・カーチスさんです」と紹介された五十嵐は、「似てるって言われるんですよ」と軽く冗談を飛ばすと、客席から「帽子取らなきゃわかんないよ!」という声が! 五十嵐は「取っても同じだよ」と減らず口を叩きながら帽子を脱いで薄くなった頭をのぞかせると、会場からはドッと笑いが沸き起こった。そんなシルバーパワーに圧倒され気味の吉高は「うちのおばあちゃんも誘えばよかったと思うくらい、パワフルで楽しい会場ですね」と多少たじろぎながら語った。
また、窓際社員3人組の1人を演じた濱田が「寒いなか、節々が痛むなか、ありがとうございます」と礼を述べ、介護士まで配置された高齢者ばかりの会場について「気を遣います」と話すと、五十嵐から「そんなこと、思ってねぇくせに!」と後頭部を突かれつつ、突っ込まれる場面も。
今回のイベントでは75歳のボディービルダー、73歳のなわとび競技世界記録保持者、平均年齢66.4歳のシニアチアリーダーらも登場し、パフォーマンスを披露。目の前で繰り広げられたシニアのチアリーディングに吉高は「女子高生みたい!」と大はしゃぎ。川合も「ほれてまうやろー!」とお約束のギャグを決めた。矢口監督は冷静沈着に見据えながら「次の題材を見つけてしまったようです。全員生き残っていらしゃったら撮りましょう」とメガネの奥の瞳をキラリと光らせていた。
さらに観客の年齢を調査し、来場者の総年齢を集計して日本映画史上最高齢の試写会としてギネスに申請するという試みも行われた。集計結果が“3万1084歳”と発表されると会場からは大きな歓声が。最後に矢口監督は「お年寄りの方たちに、すべてを奪われてしまった気がします(笑)。(映画を見るのは)これからです! 面白かったらご家族やお孫さんたちに薦めてください」と映画をアピールしていた。
『ロボジー』は2012年1月14日より全国東宝系にて公開される。
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