『冷たい熱帯魚』の園子温監督が、古谷実による同名人気コミックを映画化した『ヒミズ』。この映画が1月14日に公開となり、新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に染谷将太と二階堂ふみ、園子温監督が登壇した。
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お揃いの『ヒミズ』Tシャツ姿で登場した3人。初めて原作ものに挑んだ園監督は「魂に忠実でありたいと思いました。初めてだったので、原作の持っているところを崩さないように努力しました。ストーリーで原作どおりの部分はセリフもそのまま使うようにしています」とコメント。
一方、園監督の撮影現場について染谷は「とても自由な現場でした。自分のやりたいことをやらせてもらえました」と話し、二階堂は「崖から落ちそうなところで撮影をしていたという感覚がありました。なかなか『ヒミズ』の世界から抜け出せず、現場の最後が朝に終わって。そのあと学校に行ったのですが、事故に遭いそうになりました」と振り返った。
そんな2人について園監督は「もっともっと素晴らしい芝居ができるとどんどん成長していって、謙虚でなおかつ大胆な2人でした」とコメント。撮影現場では染谷に45点、二階堂に4点と辛口評価を下した園監督だが、再度、点数づけを求められ、染谷に65点、二階堂に64点と、なかなかの高評価を与えていた。
その理由を「これから2人とも役者として大きくなると思うので『今がピークじゃないぞ!』ということでこの点数にしました。最初の出足が染谷くんの方が上だったので、男と男の友情も踏まえて、1点だけ差をつけさせてもらいました。二階堂さんの方が低いほうが面白いかなと思って(笑)」と解説した園監督。
染谷は「65点!上がりましたね。嬉しいです」と話し、二階堂は「(1点差がついて)面白いので良かったと思います(笑)」と答えていた。
また、この日は原作の古谷実から「あなた達のおかげです ありがとうございます」と書かれた直筆メッセージボードもプレゼントされた。染谷は「芝居をする側と原作者さんとの関係って難しいと思うのですが、こういう言葉をくださるのは嬉しいす」、二階堂は「すごいですね。もう、本当に嬉しいです」と話し、それぞれ喜びを口にしていた。
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