AKB48に密着したドキュメンタリー映画第2弾『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』。この作品のプレミア試写会が1月18日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、前田敦子、柏木由紀、小嶋陽菜、高橋みなみ、高城亜樹、高橋栄樹監督、秋元康が舞台挨拶を行った。
・[動画]『DOCUMENTARY of AKB48 Show must〜』舞台挨拶
・『DOCUMENTARY of AKB48 Show must〜』舞台挨拶、その他の写真
AKB48の総合プロデューサーで、本作の企画もつとめる秋元は「AKBと言うと、華やかな世界で歌ってダンスして、楽しそうに見えるかもしれませんが、彼女たちも必死に生きています。その一生懸命な姿が今のみなさんの心に刺さっているのではないかと思いました」と挨拶。その後、上手に降壇するはずだった秋元が、間違えて下手へ向かうと、司会から「上手でお願いします」と突っ込みが。慌てて引き返す秋元の姿に、AKBのメンバーたちは思わず笑みをこぼしていた。
本作は、『ポニーテールとシュシュ』などのPVも手掛けた高橋監督による作品。小嶋は「メンバーは心を許して話していたので、普段言えない本音が見られるのでは」とコメント。前田も「まさか、ここでも撮られていたんだという映像がすごく多くて私たち自身もびっくりしました」と話し、高城は「舞台裏がたくさん映っていて、私たちもそこにいるはずなんですけど、その裏を全部見れていなかった」と、改めて知ることが多かったと明かした。
今やAKBの代名詞とも言える総選挙については、小嶋が「さっき裏で秋元さんに『楽しいですって言え』って言われたけど(笑)、すっごく楽しみというイベントではない」と本音を明かし、「年に1度、ファンの方との絆を再確認できるイベントです。映像を見ただけで胸がキュッとなりました」と続けた。
昨年7月に行われ、3日間で9万人を動員した西武ドーム公演について高橋は「1日目は、過去最悪のコンサートと言われました」と振り返ると、「そこから2日目、(舞台裏では)がむしゃらな姿が映っていて、自分で言うのも何ですが、本当に壮絶だなと感じた」と感想を述べていた。
同公演中に、熱中症で倒れるというトラブルに見舞われた前田は「みんなが声をかけてくれたり、表で(間を)つないでくれたり、申し訳ない気持ちになってしまいました。今回、客観的に見ることができて、感謝の気持ちでいっぱいになりました」と思いを語った。
また、前田は毎月行っている東日本大震災の被災地訪問について「少しでもみなさんのためになれば、笑顔につながればと思っているので、これから先もずっとずっと行って、みなさんにお会いしたい」とコメント。
柏木は初めて被災地に行ったときのことを振り返り、「私たちの歌やダンスが受け入れてもらえるのかメンバーみんな不安だったんですけど、バスが着いて小さい子どもたちの笑顔を見た瞬間に、私たちがやってることは間違ってなかったんだって思った」と真剣な眼差しで語った。
最後に高橋は「私たちはアイドルですが、1人の人間です。様々な感情があり、いろんな姿を見てもらうのは恥ずかしい気持ちもありますが、みなさんの背中を押せるような作品になっていると思います。ぜひ楽しんでください」と締め括った。
『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』は1月27日より全国公開される。
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