「テニスの王子様」で共演の高崎翔太と新井裕介がBL映画でラブシーンに挑戦！

2012.02.20

シリーズ開始から19年、今なお続くベストセラーのボーイズラブ小説を実写映画化した『富士見二丁目交響楽団シリーズ寒冷前線コンダクター』。この映画の完成披露試写会が2月18日にベルサール六本木ホールで行われ、高崎翔太、新井裕介、金田敬監督が舞台挨拶を行った。

・［動画］『富士見二丁目交響楽団シリーズ寒冷前線コンダクター』インタビュー

本作は富士見二丁目交響楽団のコンサートマスターをつとめる守村悠季（高崎翔太）とエリート指揮者・桐ノ院圭（新井裕介）の、切なくすれ違う恋愛模様を描き出した作品。上映中からすでに黄色い歓声や笑い声が飛びかっていた客席だったが、上映終了とともに高崎と新井が劇中の衣装で登場すると、さらに大きな歓声が沸いた。

高崎は「台本を読む前に原作を読んでいました。主役の守村悠季とは出身地や家族構成、年齢が似ていて、この役が来たのは運命なんじゃないかと思いました。演じられて嬉しかったです！」と喜びのコメント。さらに「台本の読み合わせの日の帰りに、もっと練習したくて、居酒屋で新井くんと絡みのシーンのセリフの練習をしていたら人に見られて恥ずかしかったので（笑）カラオケボックスで練習したこともありました」と裏話を明かした。

ミュージカル「テニスの王子様」ですでに共演経験のある高崎と新井だが、高崎は「新井くんとのラブシーンを初日に撮影したので、そのあとはやりやすかったですね」とニッコリ。一方、新井は「翔太が相手役に決まったことをまだ知らないときに、翔太から夜中に『よろしくお願いします！』とテンション高い電話がかかってきました（笑）。顔見知りなので、気兼ねなく演じられて安心でした」と話した。

そんな新井について金田監督は「桐ノ院は原作では190cmくらいのキャラクターなのですが、新井くんを初めて見たときに『これぞ桐ノ院』といった感じがしてピッタリだと思いました。新井くんは指揮をしている姿が様になってるし、タクトを振る指先がきれいで、カメラを通して見たら吸い込まれました」と絶賛。

監督から褒められた新井は「天才指揮者の役だったので本当に大変でしたが、最後に指のアップのシーンを撮り終えてカットがかかった瞬間に、（出演者の）本当の楽団の方々に拍手をしていただけて嬉しかったです。あと、原作者の先生に『手がきれい』と言っていただけたのは嬉しかったですね」と嬉しそうに話していた。

この日は、最後にサプライズゲストとして出演者の馬場良馬も登壇。会場を大いに沸かせた。

『富士見二丁目交響楽団シリーズ寒冷前線コンダクター』は3月3日より渋谷シアターイメージフォーラムにて公開される。