キャバ嬢演じた岡本あずさ「人を喜ばせられるキャバ嬢の仕事って素敵」
堀江慶監督が主宰する劇団「CORNFLAKES」の旗揚げ公演で演出した同名舞台を映画化した『センチメンタルヤスコ』。この作品の完成披露舞台挨拶が4月17日に映画美学校で行われ、堀江監督のほか、キャストの岡本あずさと高木万平、主題歌を担当するMay J.が登壇した。
同作は六本木のキャバクラ嬢ハタヤスコが何者かによって首を絞められ、意識不明の重体で病院に運ばれるなか、彼女の恋人だった7人の男たちが所轄の刑事に呼び出され、深夜の救急治療室に集められるというストーリー。
主人公のハタヤスコを演じた岡本は、本作が初めての単独主演映画だったそうで「キャバクラ嬢の役ですがキャバクラに行ったこともないし、7人の男の人に愛されるなんてこともないので、どう演じたらいいのか分からなかったです」とコメント。だが、撮影前に勉強のため監督やスタッフとキャバクラに行ったそうで「男性スタッフが本当に嬉しそうで、人を喜ばせられるキャバ嬢の仕事って素敵だなっと思いました」と話した。
キャバクラのボーイ役を演じた高木は「僕もキャバクラに行ったことがなくて、一緒にキャバクラに勉強に行ったんです。勉強に行ったはずがすごく酔ってしまって、全然覚えてない」と言って笑いを誘うと、心平という双子の弟を持つことに関して「現場ではみんな、僕のことを『万平』って分かっていながら、冗談で『心平』って呼ぶんです。『万平です』と言いながら切なくなりました」と振り返った。
May J.は「ヤスコは自分に自信が持てなくて、誰も愛せないでいる子なんです。でも人は1人じゃ生きていけないから愛を求めるわけですが、誰かに愛されたいなら、まずは自分を愛してと思って、ポジティブな思いを込めて作りました」と主題歌に込めた思いを明かすと、主演の岡本については「2月に行った本作のPRイベントで初めて会ったとき、なんて美しい子なんだろうと思いました。19歳には見えないほど落ち着いていて、本当に素敵ですよね」と褒めていた。
また、堀江監督は「久しぶりに作ったオリジナルの作品で、1人でも多くの人に見てほしい作品。舞台とはエンディングが違うので、新しい『センチメンタルヤスコ』を楽しんでいただけると思います」と話していた。
『センチメンタルヤスコ』は4月21日よりユーロスペースほかにて全国順次公開となる。
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