三池崇史監督の新作『愛と誠』が、昨年の『一命』に続き2年連続でカンヌ国際映画祭から正式招待されることがわかった。
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『一命』はコンペティション部門での上映だったが、『愛と誠』はオープニングやクロージング上映に並ぶ、ミッドナイトスクリーニング部門での上映となる。今回、同部門に公式選出されたことについて三池監督は「いやもうびっくりですよね! 目一杯作っているので選んでいただくのはとても嬉しいのです。あまりにも予期していなかったので自分の中では事件だなと、カンヌ大丈夫なのか(笑)という衝撃はあります」とコメント。
グランプリを競い合うコンペ部門ではなく、ミッドナイトスクリーニング部門での上映については、「純粋に映画を楽しもうぜってところに呼んでいただいたので、カンヌのお客さまに楽しいひとときを過ごしていただければ良いなと思っています。(ミッドナイトスクリーング上映は)点数関係なく招待され、カンヌが絶対的にこれをみなさんに見せますと上映されるものなので本当に嬉しいです」と話した。
また、主人公を演じた妻夫木は「日本の方は原作もあり、なじみも深いので色々な見方ができると思いますが、確実に面白いことは間違いないと思うんですよ。それを原作も知らないカンヌで世界の方々が見てどのような受け止め方をするのか、気になってしょうがない、とにかく感想が聞きたいです」とカンヌでの反響が今から楽しみな様子。
斎藤は、これまで幾度か映画やドラマ化されている本作が、今回は歌あり踊りありのユニークな演出になっていることに絡め、「侍が急にジャズを歌ったりする作品もあるので、日本には急に歌が出てくる映画の素地というのがあるんだと思います。原作、監督、音楽など日本の才能が結集した日本代表作品のメンバーに自分がいられてすごく嬉しかったです! それがカンヌでどう響くのか気になります。僕ら以上に三池監督の作品は世界が判断するべきだと思うので、正しい評価を海外にしてもらうべき映画なんじゃないかなと。すごく楽しみです」と語っている。
『愛と誠』は6月16日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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