言いたいことがありすぎて…市原隼人らがルーキーズ舞台挨拶で感無量！

2009.05.31

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壇上に並んだキャストたち。右から山本裕典、川村陽介、佐藤健、高岡蒼甫、城田優、市原隼人、佐藤隆太、小出恵介、中尾明慶、桐谷健太、五十嵐隼士、尾上寛之、石田卓也、村川絵梨

甲子園を目指して奮闘する問題児たちと熱血教師たちの熱いドラマを描いた感動作『ROOKIES −卒業−』。5月30日に公開初日を迎えたこの作品の監督とキャストが、都内劇場で舞台挨拶を行った。

幅広い世代の女性客が大半を占める劇場。右手後方の扉から、“ニコガク”のユニフォームに身を包んだメンバーたちが登場すると、場内は一気に興奮の渦に。客席の間を歩くメンバーたちは、押し寄せるファンにもみくちゃにされながら、感謝の意を込め、多くの観客と握手を交わしていた。

この日、登壇したのは佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、高岡蒼甫、桐谷健太、佐藤健、五十嵐隼士、川村陽介、尾上寛之、山本裕典、石田卓也、村川絵梨、平川雄一朗監督の総勢15名。

まずは熱血教師・川藤を演じた佐藤隆太が、朝7時の回に駆けつけてくれたファンたちに感謝を述べると、客席からは盛大な拍手が。そして、「今日をもってこのユニフォームを脱ぎます。スタッフ・キャスト一同、本当に愛した作品です。今日からは、みなさんが思い切りこの作品を愛していただければ幸いです」と語りかけた。

昨年春からテレビドラマの放映が始まり、映画化へと突き進んだこの作品。長い道のりを思い返しているのか、全員、感無量といった表情。ピッチャーの安仁屋を演じた市原は、感慨深げに「寂しいです！」と一言。「（撮影中）どんな時でもお互いがお互いを必要としていて、1人のシーンの時も、家でも、みんなの事を想像していました」と撮影を振り返り、「それをみなさんの体の中に染み込ませていただけたら嬉しいです」と語った。そして「言いたいことがありすぎて……」と言葉を詰まらせながら、映画に関われた幸せをかみしめていた。

今日に至る日々を振り返った高岡は、「こんなに濃い撮影現場はあまりなかった」と言いながら感極まり、落涙……。なんとかこらえて声を震わせながら、「ここから始まるので、あとはみなさんに盛り上げてもらえたら嬉しいです」と語りかけると、客席から「ありがとう！」という声援が。その声に「すみません。ありがとうございます」と感謝しつつ、「泣きたくねぇー！　花粉症だから涙が出てしまったんです」と強がって見せた。

昨夜は眠れなかったという尾上寛之も、感極まってしまった1人。「なんでかな〜。湿っぽくするつもりはなかったんです」と言い訳しつつ、「今日、見ていただいたものが、僕たちが温め続けた宝物です。それが今日皆さんの心に届いて……」と言葉を詰まらせると、客席から合いの手のように赤ちゃんの声が！　尾上は嬉しそうに「届いた!?」と言い、「（映画が）みなさんの心に一生輝き続けられればいいなと思っています」と続けた。

「こんなに熱く、楽しく最高な現場は今までなかった。（映画の）プラス思考がみんなに少しでも届けば……。落ち込んだ時には、またこの映画を見て、気持ちを上げてください」と城田。佐藤健も、「今日で僕たちは卒業ですが、『ROOKIES』という映画はこれからもずっと生き続けると思います。みなさんの心に、いつまでも生き続けられたら幸せです」と語っていた。