6月24日に閉幕した第15回上海国際映画祭で、堺雅人主演の『鍵泥棒のメソッド』が脚本賞に輝いた。同映画祭で日本映画が脚本賞を受賞するのは初の快挙となる。
同作は堺演じる売れない貧乏役者と、香川照之演じる記憶を失った殺し屋が、ヒョンなことから入れ替わったことで巻き起こる悲喜劇を描いたもの。脚本・監督を『運命じゃない人』『アフタースクール』で物語作りに定評のある内田けんじ監督がつとめている。
その内田監督は今回の受賞について「映画の脚本は、映画が完成したときに完成するものだと思っています。この映画に参加してくれたスタッフ、キャスト全ての人に感謝しています。ありがとうございました」とコメント。
なお、内田監督作では、『アフタースクール』のリメイク権に対し、中国の映画会社2社からオファーが寄せられ、うち1社が権利を獲得し現在製作開発中。また、『運命じゃない人』は韓国でリメイクされ、『COUPLES』というタイトルで昨年公開されている。
『鍵泥棒のメソッド』は9月15日よりシネクイントほかにて全国公開となる。
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