『蟹工船』で映画デビューのTKO。俳優続行は、松田龍平の言葉次第?
格差社会が深刻な問題となる中、80年の時を経て再び大きな脚光を浴びたプロレタリア文学の金字塔「蟹工船」。この映画がSABU監督、松田龍平主演で映画化され、7月4日より公開される。その公開に先駆け、6月8日、大阪で記者会見が行われ、キャスト・スタッフが映画について語った。
登壇したのは監督、松田、TKOの木下隆行と木本武宏。監督は、「現場はすごくキツかった」と過酷な撮影を振り返る一方、マスコミ試写が毎回満席になる好評ぶりを伝え、「これはイケるぞ、という手応えを感じています」と自信をのぞかせた。
TKOの2人は本作でスクリーンデビューを飾ったのだが、監督によると、キャスティングの決めては“苦労顔”。それについて木下は、「(出演依頼を聞き)これはドッキリやな、と。どっかに穴があるんちゃうか、パイを投げられるんじゃないかと思いました。これまで地道に頑張ってきて良かったと思いました。過去の苦労が、リアルな行動として出ていると思います。今までの苦労が実りつつあるんちゃうか?」と語っていた。
また、今後も俳優活動を続けるかという質問に木本は、「松田さんが映画のオファーを受けるときは、『TKOと一緒じゃなきゃ嫌だ!』って言ってほしい」と希望を込めながら回答し、前向きな姿勢を示した。
「過酷な状況の中で、自分自身もすごく前向きになれました」と語った松田は、「パワーのある映画なので、みなさんにも楽しんでいただけるのではないでしょうか」と出来映えをアピール。監督も、「年齢は関係なく楽しめると思います。いい言葉をたくさん使っていて、子どもたちにも、困ったら『蟹工船』を見ろと言える出来です」と話していた。
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