6月13日に戦争ドラマ『真夏のオリオン』が公開初日を迎え、キャストの玉木宏、堂珍嘉邦、北川景子、平岡祐太、吉田栄作と篠原哲雄監督、監修の福井晴敏が、東京・銀座の劇場で舞台挨拶を行った。
上映後に行われた舞台挨拶。場内を埋め尽くす女性客からは、エンドロールの時に拍手もわき起こった。興奮さめやらぬ中、後方の扉からキャスト・スタッフが登場すると、割れんばかりの拍手と歓声が飛び交っていた。
第二次世界大戦時の困難な状況の下、部下たちに必ず生きて帰ろうと呼びかける主人公の潜水艦艦長を演じたのは玉木。自らが演じた役について、「主人公のように素直な感情をサラリと言えてしまう、理想のリーダー像となる人物を演じられたことを、とても嬉しく、誇りに思っています」とコメント。そして、「国が違っても時代が違っても、どんな立場にあっても変わらない命の尊さを感じてもらえたら嬉しい」と、映画のメッセージがより大勢の人々に届いてほしいという願いを語った。
主人公の親友の少佐を演じたCHEMISTRYの堂珍は、本作で映画デビューを飾ったが、「演技は初挑戦ということで、すごく緊張しました」と感想を述べ、「主人公との熱い友情がみんなに伝われば……」と話していた。
主人公が指揮する潜水艦に乗り込む軍医を演じたのは、『スウィングガールズ』の平岡祐太。「完成した映画は本当にスケールの大きな清々しい映画になったと思います」と出来映えをアピール。一方、「頑固オヤジを演じました」と笑う吉田は客席に向け、「もし気に入っていただけたら、ご家族や友だちと、ぜひまたもう一度、劇場に見に来ていただければ嬉しい」と語りかけた。
「美男美女がズラッと並ぶ中、私と監督はちょっと余計ですが」と挨拶した福井は、「今、野球の映画とかサイボーグの映画とかがやっていますが、あっちはもう十分稼いだので、これからはぜひ、潜水艦の方をよろしくお願いします!」と観客に訴えていた。
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