ブルース・ウィリス、アップル社を相手に訴訟を検討中か?
俳優のブルース・ウィリスが、iTunesでの利用規約をめぐって、アップル社を相手に訴訟を起こすことを検討しているようだと、イギリスのデイリー・メール紙が報じた。
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ウィリスは、音楽活動も行うなど大の音楽好きで、今までにiTunesで購入した楽曲は数千万ドルにものぼっており、自分の死後そのコレクションの全てをデミ・ムーアとの間にもうけた3人の娘に譲りたいと考えていた。だがiTunesで購入したものは他人に譲渡することができないことがわかり、合法的にできるようアップル社を提訴することを考えているという。
現在、iTunesで購入した楽曲は、あくまでも規約のもとに“借りている”という状態で、本人の所有物にはならないため、他人への譲渡が認められていない。そして、多くの購入者は細かい条件を気にせず、同意して購入しているのが現状のようだ。ウィリスもその1人であったが、今回その事実に気づき、何とか娘たちに譲渡できるようにしたいと考えたようだ。
同じような問題は電子書籍でも起きており、これに対し弁護士のクリス・ウォルトンは「何年も前に購入した音楽や本が自分のものではないと知ったら、多くの人が驚くでしょうね。そして、それらを自分の愛する人に譲渡したいというのは当たり前のことだと思います。法律が見直され、アップルなどの会社がそれぞれのポリシーを見直し、消費者にとって一番いい解決策を見つけることが理想的です」と話している。
アメリカでは、既に同じようにダウンロードの権利についての問題を訴えている州もあるようで、もしウィリスがこの問題に参戦することになれば、大きな力となることは間違いなさそうだ。(文:Masami Shimura/London)
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