中山美穂主演の『新しい靴を買わなくちゃ』が10月6日に公開となり、丸の内TOEIで行われた初日舞台挨拶に中山のほか、向井理、桐谷美玲、綾野剛、北川悦吏子監督、岩井俊二プロデューサーが登壇した。
パリを舞台にした本作は、ヒールが折れた靴をきっかけに、現地で暮らす日本人女性のアオイと、日本から観光に来たカメラマンのセンの運命が交錯する3日間を描いたラブストーリー。
中山は「みなさんおはようございます。素敵なこの作品を朝から楽しんでいただけたらと思います」と挨拶。向井は「この作品は今年の3、4月にパリで全編撮りました。とても思い入れの深い作品になっています。今までの映画とは、どことなく雰囲気が違いまして、とてもキレイな映像と音楽が楽しめると思います」と語った。
向井扮するセンの妹を演じた桐谷は「私は本当にパリの街が大好きで、そのパリで撮影ができ、こんなに楽しい撮影はあるのかなというくらい楽しみながら撮影をしていました。すごく素敵な映画になっていて、私も大人になったらこんな恋愛したいなって思わせてくれる作品です」とコメント。
桐谷の恋人を演じた綾野は「先日この映画の完成披露舞台挨拶があり、そのときに足が2回つって中座したのですが、今日はつらないようにして、リベンジをはたせれば」と話した。
現在パリに住む中山は、本作のキャンペーンのために日本とパリを合計4往復したそうで、その総移動距離は7万7672km。司会から「日本はパリから遠く感ましたか?」と尋ねられると、「遠くないです。どこでもドアを開けたような感じです」と答え笑いを誘った。
続けて司会が中山に「もしも向井さんと再共演するなら、どんな作品?」と質問。すると、脇から北川監督が「それはぜひ、私が撮りたいです」と割り込み、観客を笑わせる場面も。
この質問に中山は「何がいいかな?」と考えつつ「コメディ。どこか行きたいですね。あっ、ハードアクションコメディ!」と思いつくままにトーク。これには向井も「想像つかないですね。アクションやったことないですし。(アクション)でしたら、準備期間をもらわないと……。でもコメディなんですよね」と想像をめぐらしている様子。
岩井から「2人が戦うシーンがあるかもしれない」と突っ込まれると、向井は「あー、ブラッド・ピットとアンジーがやっていたような感じ(『Mr.&Mrs. スミス』)」と合点がいった様子だったが、中山はこの作品を見たことないようで「?」な表情を浮かべていた。
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