月9ドラマ『月の恋人〜Moon_Lovers〜』の原作でも知られる直木賞作家・道尾秀介の本格ミステリーを映画化した『カラスの親指』。この作品の大ヒット祈願イベントが10月13日に新橋の烏森神社で行われ、キャストの阿部寛と村上ショージ、伊藤匡史監督が登壇した。
・[動画]阿部寛、村上ショージほか/『カラスの親指』完成記念会見
同作は、悲しい過去を背負うベテラン詐欺師のタケ(阿部)とヌケた相棒のテツ(村上)というデコボココンビのもとに、ヒョンなことから、美人姉妹と1人のノッポが転がり込んでくるところから展開していくストーリー。
村上との意外なコンビに話が及ぶと、阿部は「ショージさんとコンビを組めて嬉しかった。芸人さんとコンビを組むことはなかなかないことですからね。(芸人さんは)しゃべりのプロですから、自分の穴埋めもしてくれるし、本当に頼もしいです」と“ヌケた相棒”を絶賛。
これに対して村上は「今年(デビューして)35周年になるんですけど、さんまさんに言わせると『おまえの人生、凝縮すると1年もあるかないか』。それくらい小学生みたいなことしかやってきてませんので(笑)、この映画に参加できたことは一生の宝物です。阿部さんとご一緒させていただけただけでありがたいし、幸せです!」と恐縮しきりだった。
また、司会からは役作りのために詐欺師について勉強したかを問う質問が。阿部は「監督が(詐欺師の)本をお持ちだったので貸りて読ませていただいたんですが、今回は人情味あふれる明るい詐欺師だったので、そこまで役に取り込まなかったですね」と回答。
一方、村上は「詐欺師より悪いのは漫才師なので。裏で何をやっているかわかりませんからね。夜の先輩後輩を見てきたので役に立ったかなと思います」とコメント。これを受け、司会から「芸人さんはそんなに悪くないですよね?」と振られた阿部は「それは言えないですよ」と意味深に答え、笑いを誘っていた。
『カラスの親指』は11月23日より全国公開される。
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