クドカン・阿部サダヲら黄金トリオが風刺コメディで再々結集、共演・真央も度肝抜かれた
『舞妓Haaaan!!!』のゴールデントリオ、宮藤官九郎・阿部サダヲ・水田伸生監督が三度目のタッグを組んだ『謝罪の王様』の製作が明らかになり、キャスト・スタッフがコメントを発表した。
『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』をヒットさせた宮藤らが新たなテーマとして掲げたのは「謝罪」。『謝罪の王様』は、架空の職業「謝罪師」の主人公(阿部サダヲ)が謝罪のテクニックを駆使し、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機までをも解決し、土下座を超える究極の謝罪で日本を救うまでを描く痛快娯楽ブラック社会風刺コメディで、「謝って済むから、警察はいりません!!」の迷セリフも登場する。
謝罪師の主人公を演じた阿部は「最初から最後まで面白い人ばっかり沢山出て来る凄い台本でした! そしてそこにハマって来るキャストの皆さんの顔ぶれ…楽しそう。号泣!爆笑!平和!頑張ります!」と意気込みを見せ、そのアシスタントを演じた井上は「初めは、なんて無茶なお話なんだろうと思いましたが、想像を越える展開と笑いの中に日本人の気質や風刺が練り込まれ、これが宮藤官九郎ワールドなんだ!と度肝を抜かれました」と、斬新な魅力を語った。
一方、井上の度肝を抜いてしまった脚本・宮藤は、「前作『なくもんか』が公開してすぐ、水田監督から、風刺喜劇をやりませんか?と言われました。風刺は、意外と手をつけてない分野だったので、是非やりたいと思いました」と製作の経緯を説明。
しかし、“社会風刺”をテーマにするのは並大抵の苦労ではなかったようで、「現実社会のめまぐるしい変化に追いつけなくなった」と告白。「なにが起こっているかは分からないけれど、テレビを点けるといつも誰かが謝っている。中には『それ、謝る必要ある?』というケースもありました」と話し、ついには「『謝る』ことをテーマにコメディを書いたら風刺になるんじゃないか? そう思って、一気に書き上げました」と明かした。
出演は、阿部、井上のほか、岡田将生、尾野真千子、高橋克実、松雪泰子、竹野内豊、荒川良々、濱田岳、小野武彦、濱田マリと豪華俳優が勢揃いで、これも見どころのひとつと言える。撮影は11月15日にスタートし、来年1月中旬にクランクアップ予定。来年9月28日より全国公開される。
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