12歳に見えると太鼓判を押された濱田岳が複雑な表情/『みなさん、さようなら』初日
「一生、団地の中だけで生きていく」と12歳で決意した主人公の少年・悟が30歳になるまでの歳月を描いた異色の青春映画『みなさん、さようなら』。この作品が1月26日に封切りとなり、テアトル新宿で行われた初日舞台挨拶に濱田岳、倉科カナ、永山絢斗、波瑠、大塚寧々、中村義洋監督が登壇した。
濱田扮する悟の母親を演じた大塚は、12歳から30歳までを演じた濱田について「本当に素晴らしい」と絶賛。褒められた濱田は18年間を1人で演じたことについて「中学生の役ですけど、少し前までランドセルを背負っていた訳で、僕が12歳に見えるかというと見えないですし」と役作りで思い悩んだ当時の心境を吐露。だが、中村監督や大塚から「大丈夫! 見える、見える!」と太鼓判を押されると、濱田は複雑な表情で「あ、ではこの話は終了で」と打ち切り、笑いを誘った。
一方、永山は、舞台挨拶での自身のテンションの低さについて中村監督から「絢斗君のテンションの低さを見ると、6年前の瑛太君(永山の実兄)を思い出します。やはり兄弟ですね」と指摘され苦笑い。本作で演じたオカマ風の男の子については「こういう役は初めてやりました。僕の体にひとつ、ハンコが押されました。ありがとうございました、監督」と笑顔で語った。
また、ヒロインを演じた倉科は「母性本能が強い役立ったので、(濱田)岳君を見てても可愛く感じられたり、母性本能に目覚めました」とコメント。
悟の幼なじみを演じた波瑠は「(濱田が)目にお化粧してらして、私は幼く見せるために、あえてスッピンで化粧をしなかったんです。でも、チラッと見たらアイラインを濱田さんが引いていて(笑)」と撮影裏話を披露。そう言われた濱田は「今の説明だけを聞くと、僕が勝手にアイラインを入れたみたいになってますけど、メイクさんの工夫で幼く見せるためにアイラインを入れたんです」と弁明していた。
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