映画『ひまわりと子犬の7日間』の完成披露舞台挨拶が2月6日に丸の内ピカデリーで行われ、キャストの堺雅人、中谷美紀、でんでん、若林正恭(オードリー)、吉行和子、近藤里沙、藤本哉汰と、平松恵美子監督が登壇した。
2007年に宮崎県の保健所で起こった奇跡の実話を映画化した本作は、保健所に収容された母犬と生まれたばかりの子犬、彼らを見守る保健所職員との交流を描いた作品。主人公の保健所職員・神崎彰司役を演じた堺は「この作品で心がぽかぽか温まっていただければ」と挨拶。続いて挨拶にのぞんだ中谷は「堺さんのファンのみなさま、こんばんは」と言って笑いを誘った。
「映画初出演にして大役、先輩職員・彰司を見て成長していく青年を自然体で好演し〜」ときまじめに司会から紹介された若林は、客席がクスクスモードになるなか「こんにちは、若林です。なぜ、ざわざわと笑い声が」と、さっそくお笑い芸人らしく挨拶。
次いで「ほかの試写会情報で、僕が初めて登場するシーンでクスクス笑い声が起こると聞いたので、今日はそういうことのないように見ていただきたいなと思います」と語るも、思ったより客席の反応が薄いと感じたのか、「今のコメント、ずーっとロケバスのなかから考えていて、初めての舞台挨拶ということで、スベりたくなかったんですけど、残念な結果になってしまいました」とぼやいていた。
また若林は、あまり犬が得意ではなかったそうで「1シーンだけ、犬が飛びかかってくるシーンがあると言われて、休憩中も散歩したり撫でたり、犬に一生懸命慣れようとして、そのシーン撮ったんですけど、本編を見たらカットされてました」と残念な撮影裏話を明かした。
これに対し平松監督は、やや慌てたように「あれは違います。そういう(犬が飛びかかる)シーンを撮ろうとしたんですけど、どうしても飛びかかってくれなかったんです。だから観念してあきらめました」と釈明。若林から「カットじゃないんですよね?」と問い返れると、「(カットでなく)撮れなかったんです」と、微妙な違いを説明していた。
『ひまわりと子犬の7日間』は3月16日より全国公開となる。
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