ヨーロッパでの亀梨和也人気に三木監督が次回作オファー!?／ウディネ映画祭レポ

2013.04.21

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映画『俺俺』の世界初となるワールドプレミアが、現地時間4月19日に第15回ウディネ・ファー・イースト映画祭（イタリア）で行われ、三木聡監督と主演の亀梨和也が舞台挨拶に登壇した。

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映画祭のオープニングフィルムに日本映画として唯一選ばれた本作。過去には三木監督の特集上映が行われたことや、ヨーロッパでも人気の亀梨が登壇するとあって、約1200席の上映チケットを取るために、この日は朝6時から行列。22時30分からの上映と夜遅い時間にも関わらず、4階まで桟敷席のある場内は満席に。

舞台挨拶では、同映画祭2度目の参加となる三木監督が「再びウディネに来られて嬉しいです」、亀梨は「ボンジョルノ！ウディネに来られて幸せです」とそれぞれイタリア語で挨拶し、場内を沸かせた。

さらに上映中は2人揃って、世界で初めてのお客様となる観客と観賞。オレオレ詐欺を働いたことから自分と同じ顔の“俺”が現れ増殖していくという内容で、亀梨扮する主人公の均が初めて別の“俺”に遭遇するシーンでは場内がハッとし、最大7人の“俺”が登場するシーンでは驚嘆の声が上がるなど、観客もエキサイティングに反応。これには三木監督も亀梨も、強い手ごたえを感じた様子。上映後に立ち上がって手を振ると、この日一番の盛大な拍手に包まれた。

本映画祭に参加した感想について「今日は初めてづくし」と振り返る亀梨は「映画祭自体も参加するのが初めてですし、お客様と一緒に映画を見るのも初めてだったので、リアクションが楽しかったです。拍手が起こった時は感動しました。国は関係なく誰にでも楽しんでもらえる作品だと改めて感じました。早く日本のみなさまにも見てもらいたいです！」と楽しんだ様子。三木監督は「亀梨くんの人気はウディネでもすごかったですね。俺の数倍はあった（笑）。亀梨くん、次の作品、また出ない!?（笑）」とコメントしている。

『俺俺』は5月25日より公開となる。