ケガをしながら猛特訓？『プール』で弾き語りに初挑戦した小林聡美

2009.09.03

タイの古都チェンマイを舞台に、久々に再会した母娘と、彼らをとりまく人々の姿を描いた『プール』。ヒット作『かもめ食堂』『めがね』の製作陣が再結集したこの癒し系ムービーの完成披露試写会が、9月2日に都内で開催され、主演の小林聡美をはじめ、加瀬亮、伽奈（かな）、もたいまさこらキャストと大森美香監督が舞台挨拶を行った。

映画については、「見る世代によって感じるものが違うと思うので、いろんな方に見てほしい」と小林。加瀬によると、チェンマイでの撮影はとても気持ちのいいものだったそうで、「ギスギスしたようなことはまったくありませんでしたが、撮影ですから適度な緊張感はありました」とのこと。

本作で、小林の娘の役を演じているのはモデルの伽奈。母に対して複雑な思いを抱く娘を伸びやかに演じているが、自分の演技については、「初めてなので50点くらいでしょうか。みなさんに囲まれていたからこそ演技ができたと思っています」と共演者への感謝を語った。今後も女優を続けるかどうかは「お客さんがどう思うか次第」と話していた。

劇中で小林がギターの弾き語りを初披露しているのも見どころのひとつ。作詞作曲も手がけたそうだが、「プールサイドで歌う歌を考えてほしいと言われ、気軽な気持ちで犬の散歩途中に作りました」と小林。「人前で歌うのもギターを弾くのも初めてだったので、半年前から、腱をおかしくしたりケガをしたりしながら猛特訓しました」と打ち明け、「歌を歌う人がどんなにすごいのか実感しました」と感慨深げ。また、「シンガーソングライターになる予定は？」という質問には「そんな余裕はありません」と苦笑いしていた。

『プール』は9月12日からシネスイッチ銀座ほかにて全国公開される。

☆MOVIE Collection［ムビコレ］
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