今から22年前に放送され、平均視聴率は23.6%、最高視聴率は36.7%を獲得した超人気ドラマを映画化した『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』。この作品の来日イベントが10月9日にホテル日航東京で行われ、ヒロインを演じたリン・チーリンと、オリジナルドラマで主人公の星野達郎役を演じていた武田鉄矢が登壇した。
今年2月に公開された中国では興収30億円、観客動員660万人超の大ヒットとなった本作。リン・チーリンが演じているのは、オリジナル版で浅野温子が演じた美しいチェリストの矢吹薫に相当するイエ・シュン役。一方の武田はオリジナル版の星野達郎の20年後という設定で出演し、中国の実力派俳優ホアン・ボーが扮するかつての自分にあたる冴えない男ホアン・ダーとイエ・シュンの恋を後押しする役を演じている。
この日は映画のテーマである「結婚」にちなみ、リン・チーリンがウェディングドレス姿となり、紋付袴姿の武田が彼女をエスコートしながら登場。壇上に上がると、美しく背の高いリン・チーリンの隣に立ってフォトセッションに臨むことになった武田は「俺なんか、どうでもいいから」「身長差だけはどうしようもねえよ」とつぶやく場面も。
これに対しリン・チーリンが屈んで背を低く見せる場面も見られ、そうした彼女の優しさについて武田が「リンさんはすごく優しい方なので、手を繋ぎましょうと言ってくれるのですが、何せ身長と年齢差があるのと、フェロモンがまったく出なくなったので」と再びぼやくと、「藤原紀香の横の堺正章みたい」と自身の置かれた状況を的確に表現していた。
司会をつとめるのはフジテレビの笠井信輔アナ。ウェディングドレスを着た感想についてリン・チーリンに尋ねると、「ウェディングドレスを着る度に、本当に幸せな気持ちになります。会場に入ったとき、本当の結婚式だと思いました」とニッコリ。この言葉を受け「良かったですね」と笠井アナに語りかけられた武田は「無念だよな。20年前だったらな、俺が」と残念そうに語り、彼女のウェディングドレス姿については「この世のものでない」と絶賛した。
また、リン・チーリンは出演オファーを受けたときの気持ちを聞かれ、「本当に信じられませんでした。ドラマが好きすぎて、すぐにOKしました。武田さんと一緒に共演できて、本当に幸せでした」とコメント。『3年B組金八先生』も台湾で見ていたそうで、すると武田が話に加わり「私、上海でロケしたときに、この美女から『オー・マイ・アイドル』って言われましたからね」と嬉しそうに語り、笑いを誘った。
続いて笠井アナは、「この映画のヒロインは本当の恋を見つけていきますけど、リンさんの理想はどんなタイプ?」と質問。リン・チーリンは「品格があって一緒に笑ってくれたり、泣いてくれたりする人」と答えると、「この映画みたいに、ちょっとさえないんですけど、グイグイ迫ってくる男は?」と笠井が突っ込み。
この質問にリン・チーリンは「一番大事なのはフィーリング。でも、どんな方でもピュアな心で優しくされたら、やっぱり嬉しいですよね。そういう男性が現れたら、私も愛を“倍返し”します」と台湾でも大人気だという『半沢直樹』の名セリフを交えて返し、これには報道陣も大笑い。
笠井アナは「『金八さん』と言い『半沢直樹』と言い、赤坂局(TBS)攻めですね」とボヤいていた。
『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』は10月19日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開となる。
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